面接ホテル

@k0905f0905

第1話

「ただいまより当ホテル(エンターティメント

プライズ)の面接試験を実施させていただきたいと

思います)

面接官がそういうと、出席者たちに

緊張が走った。

失禁する者さへいる。

皆この最終面接が人生最後の

チャンスであることを、よく知っているのだ。

合格すれば好待遇での入社が決まる。

 しかし、不合格なら。

当人はもとより一族郎党皆火あぶりの上

串刺し獄門に処されるのだ。

 皆命懸けである。

「ソレデハ、一番のカタ」

ボクの番だ。

ボクは慣れないネクタイを締めなおすと、

面接官に歩み寄った。


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