博士号を取得したというだけのことで大学院を追放されてしまった元東京大学大学院生DC1jacs筆頭著者が田舎で任期なし助教としてスローライフを送る話
精神崩壊太郎
第1話 研究室を追放された
2022年3月31日23時
俺の名前は野依皓平、東京大学大学院の博士課程の元学生だ。
何の変哲もないもうすぐおっさんの冴えない学生だ。
少し人とは違うことと言えばDC1でJACS筆頭著者ということだ。
DC1とは簡単に言うと月に20万円もらえるチケットであり。これは3年間有効だ。
当然のことながらこれを得る権利は狭き門だがJACS筆頭著者という功績によりこの権利を得ることができた。
東京大学大学院の博士課程の元学生の元という部分に引っ掛かったかもしれないが俺は今無職である。そう今まで縁の下の力持ちとして支えてきた研究室を追放されたのだ。その原因は数か月前までさかのぼる
数か月前俺の席に来た教授は言った
「君、名古屋大学の伊丹平一郎先生の任期なし助教のポストの研通ったよ。来年から君がいなくなるのは寂しくなるねえ」
(これは肩たたき…リストラ…追放)
俺はそう確信した。それから意識が朦朧としたまま過ごし今に至る。
うんこ
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