マジに本気でヤバイ状況!!!!


「今の何!?」


「あぁウチのリーダーがユニークをぶっ放したらしいねぇ!止まったよ!ほら攻撃攻撃!」


「よーしならやるか!大砲用意!場所は体!撃てぇ!」


 下はあいつらに任せて……俺は最大火力を出す準備をする!重要になるのはこの一番大きい杭!これには『連鎖するチェイン』の起動役になってもらう!


『作戦はこうだ!まずこの杭をあいつの体に刺す、んでこの一番デカい杭を……こう、どうにかして打ち込んで、連鎖爆破させる!』


『雑!』


 ナナナナに杭を打つ役目を押し付……あーじゃなくて任せてだな!とにかく一度は接近しなくちゃならんって事が問題になるが……。


「ファストワープを使えば行けるだろ」


 出来そうだな。ただ問題は……!


「『炸裂するショットガン雷魔法サンダー』!!」


 さっきからボロボロって感じで、タクトっぽい機械が出て来てるって事だ!明らかに意識も意思も無いが、……やりずらい!


「しまった囲まれた!」


 不味いこの位置じゃファストワープを使ってもやられる!と言うか俺の方ばっかりに来てないかこいつら!?まず……ッ!


「ぐぅっ!」


「……ッ!おいそこのチビ!大丈夫か!?」


「あ、あんたは……」


 だ……。誰だ!?知らない人だ!知らない人が魔法で偽タクトを吹っ飛ばしてやって来た!あぁでも囲まれた!


「俺は『クメェル』!まぁよろしく!」


「あ、あぁよろしくだ!……で、どうにか出来るか?!」


「ある!背中に掴まれ!『巨大ビック巨大ビック上級炎魔法バースト』!!!」


 おぉ!?聞いたことのない付与だな!多分その……手に持ってる奴のユニークだな!とりあえずあいつらから距離は取ったが、また追っかけてくるだろうなぁ。


「と言う訳で『土魔法とストーン氷魔法アイス』!」


 よしこれで地面を凍らせたぞ!どうせ多分やってくるだろうが時間は稼げる。水氷の方は普通に砕かれたのでダメ。さて今の連鎖数は……。


「24か。最低でも30は欲しいが……」


「おい!なんかアイツ光ってないか!?」


「ん?あっ確かに……」


 頭なのね光ってるの……あっヤバい!もしかしてこれ……第一第二形態のアレか!?


「無差別攻撃だ!逃げろ!」


 あっ助けられない!悪いデスポーンしてくれ!ファストワープ!


「げぇっ!高レベル帯のプレイヤーが一撃で消し飛んだぞ!?」


「アホ!とにかく逃げマッ」


 ヤバい!これはヤバいぞ!あの人型でさえ異常火力なバカを無差別連射はクソゲーだ!しかもほとんど見えないってのが更にクソ要素を増やしてんだけど!そう言うのはもっと気楽に死ねるゲームでやれよ!


「のわぁっ!」「うぎゃぁっ!」「よっしゃ避けたミッ」


 あーあーあー!これもうダメだろ!アレは人型の小さい体だから撃って良い……、いやまぁ腹のを食らったら即死ってのは普通にクソだと思うけどさぁ!


「これはひどいぞ!」


「異常だぞ!とにかく避けろ!即死する!前に出るなよ、これはヤバいぞ!」


 あっナナナナ!どんだけ逃げてきたんだよ俺は!?あっアイツフレンドリーファイアしてる……。本当に無差別攻撃だなぁおい!杭の数は減ってないからまぁ良いとして!


「ナナナナ!一回ぶっ飛ばしてくる!」


「分かったぞ!良いから本気マジで、やってこい!」


「ならやろうか!?俺の全力!」


 ファストワープで真正面に飛んで……。俺の連鎖する以外の最大火力を見せてやる!これで吹っ飛んでくれなきゃ、こっちも厳しいんだがなぁ!


「『超火力ギガ魔力弾ブラスター』!!!」


 魔力を込めれば込める程威力の出る魔法だよ!今出せる全魔力に加えて、超火力で補助したらもう激ヤバ火力になるんだよッ!!


「うおぉっ吹っ飛んだぞ!」「マジか!やるなあいつ!」「でもなんかまた出てきてないか?!」


 あっヤベファストワープ!


「流石に……。ん!?」


 あっコレ……先読みされて……。ヤバい直撃……!

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