君に捧げる黒薔薇

第2話

「あー、今日もダメだったな」

　仕事がない土日に婚活パーティーに参加して28回目なのに、誰1人としてマッチングしない俺は後河内遥。21歳の男で車関係勤務の21歳。

　SR400に跨ってコーヒーを黄昏ながら、いつになったら結婚できるのだろうかって思い馳せている時にはと思ったのが1年前までは女遊びが酷かったからその報いかなって自虐中

。

そういえば、婚活パーティーにくる男性どもは誰も綺麗めな服ばっか着ていたな。俺は、どうしてもストリート系か元ヤンみたいなファッションになるからどうにもならないかも。それなら、アプリとどうかな。

　ネットで、前にみた婚活アプリでもしようかなって思い、アプリをあさって２つのアプリを登録するか。

「登録料は女性も払うのにしないとサクラとか業者とかいるよな。なら、この２つなら大丈夫だよな。」

　オミアイとベアースに登録してみたから。なんとかなるよな。少し、不安でコーヒーを一気飲んでしまって、ちょっとむせてしまった。