第13話 やばい病院がパンクしそう…

 今年の春に、燕三条駅の近くに「断らない救急」を目指して開院した、新潟県立済生会県央基幹病院ですが、早くも救急患者の年間受入想定数に達しようとしています。

 ウォークインの患者が多く、医師会も少し離れた県央医師会応急診療所の利用を促しているようです。


 同様のコンセプトで開院(当時は断らない救急がそれほどスローガンになってなく域外搬送を減らすというのが目的だった)した、新潟県立魚沼基幹病院は、コンサルティングとして私も関与しましたが、コロナ禍も含めてパンクとかそのような話はないようにしていました。

 魚沼基幹病院は、魚沼市立ゆきぐに大和病院の敷地に作る計画になっており、魚沼基幹病院設立時に、有床診療所に転換を計画していて、二つの病院が並んで立っている形になっています。

救急医療高度医療の魚沼基幹病院と、地域医療軽症患者受入病院が並んで立っているのでウォークイン患者はゆきぐに大和病院に行けば良いのです。有床診療所転換は患者数も多く先送りになっていて、開院から何年も経ちますがまだ病院が並立しています。


県央基幹病院と県央医師会応急診療所は距離が離れているので、病院を作る時のコンサルタントは移設を検討すればよかったのです、

県央医師会応急診療所から県央基幹病院への搬送もかなりあることから、ちょっとコンサルは不慣れなのか、と思いました。

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