第215話 創作論ぽい、ですが(その2)

 仕事場で働き方改革委員みたいなものをややってます。実際、私は残業はほとんどしておらず、私の部署も残業がほとんど解消されたので、知見を反映させて欲しいということから任命されました。早く帰りたい子育て世代の女性の受け入れの部署になっているということもあります。


 基本的には、皆さんの仕事の進行管理をして非効率を解消し、ピークをどのように人的リソースを注いで、ピークカットするか、ということに尽きるのですが。


 人の仕事をみて、なんで非効率なのかを分析します。


 投稿作品を見て、たくさんの小説を同時投稿をしている人がいます。

 コンテストにいろいろ参加している人も見かけます。

 コンピュータでRAMという装置があります。「ランダム・アクセス・メモリ」のことですが、「ランダム・アクセス」の対義語がわかる人いますでしょうか?

 昭和生まれか、マニアの人しか知らないはずですが「シーケンシャル・アクセス」といいます。順次予備出し、と訳していた記憶があります。昔の大型コンピュータで、デカい磁気テープのリールが二つ回っているのがそれ。


 人間の大多数の人の能力はそれです。マルチタスクをこなせる人もいます。

 中華料理店で多くの客の注文を並行して調理している店主ですが、その能力にはいつも感心します。あのような能力がある人はレアです。


 多くの人は仕事の処理をひとつずつ集中して処理をする方が効率よく処理できます。

 あれこれ仕事で手を付けいくのは、ほとんど多くの人には勧めません。 

 シーケンシャルに進めた方が成果が良く仕上がるのがわかります。

 

 ですので、ひとつの小説、作品に取り組んでいるなら、私は他には手をつけません。

 コンテストにも応募したことないです。 

 スピンオフを書いた時は本編を停止しました。


 人それぞれとはいいますが、 大多数の人は「シーケンシャル・アクセス」なのだと思います。マルチタスク処理は、天才か特殊能力の類だと思います。

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