グループサウンズの時代
グループサウンズ(GS)の時代。1960年代後期の数年のブームでしたが、67年からの二年がピークで無残なほど、あっという間に過ぎた感覚です。
私はザ・タイガースに夢中でした。
小学六年の冬、大ヒットしていた「君だけに愛を」のレコ-ドを母が買ってきてくれて、それがきっかけだったかな。
次のシングル「花の首飾り」の頃が絶頂だったでしょうか。
NHKはGSの出演をさせず紅白も無縁に終わりました。
私も次第に洋楽に関心が移行、何せ英語の勉強になるので、たまにレコードを買うと歌詞カードと辞書を手元に置き知らない単語を調べたり歌ったりして。
彼らがいつ解散したのかさえ知らずに私は高校へ。大学は彼らの出身地、京都です。ボーカルのジュリーこと沢田研二が通っていた高校の前を通ることがあり、ここがジュリーの母校か、と感慨にふけったり。彼らは皆、高校を中退して上京したのです。
タイガースではドラム担当の瞳みのるのファンでした。解散コンサートの日、荷物を積んだトラックを待たせておき、終了後、京都に戻り夜間高校に編入。一年余の猛勉強の後、慶応大学へ。慶応高校で中国語を教えていたのです。
その間、メンバーとは連絡を絶っていたことが気がかりでした。しかし十年前、東京ドームで全員そろってライブ。嬉しかったです。皆が再集結できたことは一生の歓びです。
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