(三)-3
さらに園子たちがレストランで昼食を取っていると、中村が近づいてきて「これさっき渡すの忘れてた」と何かを渡された。手紙だった。
ひばりたちは「なになに、中村。あんた園子に気があんの?」「告るんなら連れて行っていいよ」なんてはやしたてたが、中村は「そんなんじゃねーよ。高野から渡してくれって頼まれたんだよ」と言い残し、もう一度ジェットコースターに乗るからと去ってしまった。
そんな中村の後ろ姿をみて「あーあ、つまんないの」とひばりは言うと、「それでそれで、それはなにかな~。あ、やっぱりラブレター? ね、開けて見せてよ」と園子の手紙を興味津々に覗き込んできた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます