第11話 2023/AJCC(アメリカジョッキー)

1:2000メートル以上の重賞実績


2:間隔の詰まっている馬は過信禁物

 重賞といった激戦を経験しているので、4周以上の間隔があいている方が望ましい。


3:中山のG1で好走している馬の産駒に注目

 馬の産駒というよりは、産駒の実績の方を注目したい。


4:中長距離の実績

 6歳以下が良い。

 実績がないと繁殖に引退されないため高齢場(牡馬)は能力不足で割引が必要。

 クラブ馬の場合は6歳までなら走らせていることが多いため、目安。



1枠1番レインカルティオ:7:牡

石川裕紀人

父:ルーラーシップ、母父:ファルブラヴ

脚質:差し、追い込み

評:中山2200はちょっと微妙。

  馬場状態に左右され難い。

  切れる末脚がある。

  コースによっては2200を走れそう。

 ★前走は直線でマテンロウレオとアラタに両サイドから潰される不利。

  末脚が僅かに劣っていたとはいえ、影響はしていた。

  前走からレース間隔が短い。パドックのチェックは必要。




2枠2番シャムロックヒル:6:牝

藤懸貴志(21年6月ぶり)

父:キズナ、母父:タピット

脚質:逃げ、先行

評:やや距離が厳しいか。

  スタートが上手い。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  馬場状態に左右される。

  開幕週のマイルから1800なら、2000はハンデ次第。




3枠3番ブラックマジック:6:牡 ★注★  北村友一Jまたは和田竜二Jなら抑えたい。

三浦皇成(初)

父:ディープインパクト、母父:ショロコフ

脚質:逃げ、先行、差し

評:叩き3戦目。

  馬場状態に左右されない。

  そこそこ切れる末脚がある。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

 ★中山2200での優勝がある。

 ※1年休養して復帰後のレースで0.4秒差の7着。

  2戦目は0.7秒差の6着。




3枠4番ノースブリッジ:5:牡  ★特注★ 不安が残るので本命にはできないが、抑えないのは危険。

岩田康誠

父:モーリス、母父:アドマイヤムーン

脚質:逃げ、先行、差し(スタートと相手次第で融通が利く)

評:血統的には充実期、

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  そこそこ切れる末脚がある。

  馬場状態に左右されない。

  スタートは安定しない。

  天皇賞秋を見た感じでは、距離はペース次第では何とかなりそう。

調教 ◎

素早いフットワーク。

持ったままの状態で、並走していた併せ馬にアタマ差で先着。

※一度抜かせてからの抜き返し。



4枠5番バビット:6:牡

横山典弘

父:ナカヤマフェスタ、母父:タイキシャトル

脚質:逃げ

評:芝がはげた現在の馬場は合わない。

  スタートが良くて、ダッシュが付く。

  ジョッキーの指示に素直に反応。  

  久しぶりの実戦(オールカマー:中山2200)で0.5秒差の4着になれるくらいセンスは高い。

 ★中山2200で好成績。

 ※中山記念(1800)のレースを観た印象:荒れた馬場は苦手。

  稍重を走れる辺り、含水率のある馬場はそこそこ走れる。

調教 ○

力強いフットワーク。

ジョッキーの指示通りに走る。

溜め逃げのようなタイム。



4枠6番ユーバーレーベン:5:牝  ○

M・デムーロ

父:ゴールドシップ、母父:ロージズインメイ

脚質:先行、差し、追い込み

評:斤量の有利もあり、このメンバーなら勝負になる。

  切れる末脚がある。

  馬場状態に左右され難い。

  距離は問題なし。

 ※ジャパンカップを見た感じ、混合戦の重賞を戦うなら、全力を出せるのは2200迄な感じ。

調教 ◎

素早いフットワーク。

ジョッキーの指示に素早く反応

3頭併せの真ん中。

軽く促すと加速。リズムよく首を使い走る。

最後は、アタマ差抜け出す。



5枠7番スタッドリー:5:牡  ★注★

坂井瑠星

父:ハービンジャー、母父:フジキセキ

脚質:先行、差し

評:パドックの状態次第。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  距離は問題なし。

  馬場状態に左右される。

 ※荒れた馬場は走れるが、渋った馬場は苦手。

 ★関東での競馬は経験なし。

  レース間隔が短いが、前々走から間隔があり。




5枠8番オウケンムーン:8:牡

北村宏司(20年9月ぶり)

父:オウケンブルースリ、母父エリシオ

脚質:先行、差し

評:ここでは厳しく。

  それなりの末脚。

  距離2400以上の方が良さそう。

 ※先行しての粘り込みをするには、スローペースになりやすいコースか距離が望ましい。

  中日新聞杯なら良さそう。

  長期休養明け。

  叩き2戦目の方が成績は良い。




6枠9番エヒト:6:牡  △

田中勝春

父:ルーラーシップ、母父:ディープインパクト

脚質:先行、差し

評:距離はギリギリに感じるが、この時期の馬場なら勝負ができる。

  相性のいいジョッキーなら尚良し。

  馬場状態に左右され難い。

  それなりの末脚。

 ※良馬場での末脚勝負は分が悪い。馬場が荒れているか渋っている方がチャンス。

  距離は問題なし。

 ※重賞で勝負するなら2200までかも。

★関東のレースは東京都中山が1度ずつ。

 昨年のAJCC(中山2200)を経験している。

調教 ◎

素早いフットワーク。

ジョッキーの指示に鋭く反応。

追い出すとギアを上げて併せ馬を一気に突き放した。



6枠10番ガイアフォース  ◎

C・ルメール(初)

父:キタサンブラック、母父:クロフネ

脚質:先行、差し

評:能力高く、十分価値を狙える。

  切れる末脚がある。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  馬場状態に左右され難い。

  距離は問題なし。

 ※渋った馬場は得意。

 ★中山2200(セントライト記念)で優勝している。

・菊花賞の感想

 1.6秒差の8着と負け過ぎた。

1:前進気勢が強く前に行きたがって抑えたこと。

2:コーナーで押して加速、4コーナーで馬体をぶつけて強引に抜けたことで加速が死んだ。

 このレースに限ってはジョッキーの判断ミス。

調教 ○

ジョッキーの指示に素早く反応。

力強く素早いフットワーク。

※たまたま並走する形になった馬が若干気になった様子だった。

 ジョッキーが修正し、促すと回転を上げて抜き去った。



7枠11番エピファニー:4:牡 

戸崎圭太父

:エピファネイア、母父ディープインパクト

脚質:先行、差し

評:能力は高いと思うけど、距離延長400は少し厳しい。賢そうなので、一度経験を積めば対応はできそう。

  切れる末脚がある。

  スタートが良い。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  マイルから2000の馬に見える。

 ※勝負根性が強くて、ちょっと前に行きたがる感じ。

  指示には素直なので、すぐに控えるけど距離延長400メートルは少し厳しいかも。

 ★デビューが3歳の10月と遅い。

  昨年の3月から未勝利から4連勝。

蹄:良馬場の方が望ましいが、馬場状態に左右され難い。 

調教 ○

力強く素早いフットワーク。

ジョッキーの指示に素早く反応。




7枠12番レッドガラン:8:牡  ▲ 岩田康誠Jか斎藤新Jなら尚良し。

田辺 裕信(初)

父:ロードカナロア、母父:シンボリクリスエス

脚質:先行、差し

評:能力有り、メンバー的に勝ち負けがありそう。

  切れる末脚がある。

  ジョッキーの指示に素直に反応。

  距離は十分。

  馬場状態に左右され難い。

 ★連戦で、レース間隔が短い。パドックのチェックは必要。




8枠13番アリストテレス:6:牡  ★注★

横山和生(初)

父:エピファネイア、母父:ディープインパクト

脚質:先行、差し

評:年齢的に上積みはなく、厳しい。

  距離は問題なく。

  馬場状態に左右され難い。

  レース間隔が短いが、有馬記念は無理をさせている感がなく、叩きだったと思える。

  

有馬記念からブリンカーを使用。

ブリンカーをつけたことで、行きっぷりが良くなって何度か抑える場面があった。効果あり。

スタート良く。

直線に向いて直ぐに追い出しを開始。

中ほどの馬場を走らせた。

まずまずの伸びを見せたが、最後方から全ての馬を抜き去る末脚はなく、2頭を抜いて終了。

★2.5秒と大敗だが、行きっぷりに関しての良化が見えた。

 距離が300メートル短くなるのは好材料。

★脚質的には横山和生Jは悪くなさそう。




8枠14番ラーゴム:5:牡  ▲ 鮫島克駿Jに戻るようなら尚良し。

T・バシュロ

父:オルフェーブル、母父:キャンディライト

脚質:先行、差し

評:前走から1キロ軽くなるのは好材料。

  距離は問題なし。

  そこそこ切れる末脚がある。

  血統的にはそろそろ充実期になるかも?

 ★前走は9着だが、トップハンデの58キロで0.3秒と差は少ない。

 ★昨年の10月から交流ダート重賞3戦と中央重賞を1戦している。

  ダートとはいえ戦い詰めは気になる。

  出走してくるようなら、パドックの様子はチェック。

★中山2200(外)と脚質的にT・バシュロJとの相性は良さそう。

調教 ▲

力強く素早いフットワーク。

やや馬に勢いがない。

疲れている感じ。



・馬場状態やパドックを見てからだけど、購入はしない方が良さそうなレース。

 能力的にはガイアフォースが有力だけど、単勝2倍切る馬には思えない。

 それに調子が良さそうなのが何頭かいて単勝で買うのも怖い。

 ラーゴムからワイドで、と思っていたけど調教がイマイチ。

 ユーバーレーベンやノースブリッジの複勝配当がそこそこ付くなら購入するかも?

当日の馬場状態の確認と、パドックを見る。


2023/1/21

ユーバーレーベン、ノースブリッジの複勝が美味しそう。


2023/1/22

良馬場表記だが、やや含水率がある。

ユーバーレーベン、ノースブリッジのワイドでいい気がしてきた。

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