鬱で苦しい時
ハナミ
第1話壊れた砂時計
そう
私は粉々に壊れた
毎日のように眠れない日々
夜の22時くらいから
朝の8時まで
ずっとずっと喋る男
大嫌い
1度も好きなんて思った事ない
子供だけは可愛い
だけど
壊れたのかな?
何も感じない
そう
何も
眠たくないし
一応
今日のテーマは産後太りか
歌付きで
毎日
毎日
寝れない
笑えない
働きに行かない
男
私は腹もたたない
何故か
わからない
どっか
壊れたんだと思う
ベビーカーを押しながら
串カツ屋を見て
ふと
本当に頭を引っ張られるように
隣りのビルをみる
不眠症かな?
吸い込まれるように
入っていく
受付の人が普通に名前とここの質問の欄に記入してくださいねと
よく分からないが
黙々とと書いていく
そして
渡し終わると
少ししたら呼ばれた
何か悩み事ですか?
あーそうだ
寝れないんです
どうして?
旦那がずっとずっと喋って寝かしてくれなくて
何時の間にか寝れなくなって
困っているのかな?
私が起きているだけ
電気代が高くて困っています
そうだ
うちは旦那の消費者金融が
あるし
旦那はたまに仕事に行っても
5千円くれて
後は全部ギャンブル
そして
私は元彼から買った物売って食べてる
仕事もしないし
借金大王は
1日5食食べる
私はストレスで
食べる
お金もないから
ふりかけとかで
ふぅー
これが私の普通だもの
普通でしょ?
先生
難しい顔をしている
ああ
私太っているってそれで旦那に迷惑かけているって
言おうと思ったら
旦那が歌う
私のデブソングを歌っていた
涙?
出るわけないでしょ
私が迷惑かけてるんだから
先生は静かに聴いてくれる
先生は娘の事を可愛いねと
又来てくれる?
と
私と娘の分の
ペコちゃんの飴をくれた
薬も処方された
心療内科?
何それ
まーどうでもいい
やっと
電気代が安くなる
旦那の顔を見なくていい
だって
世界で3番目に嫌い
1番嫌いなのは
母
次に私
次に旦那
夜の9時睡眠薬を飲んで寝た
ドス
ドス
痛い
痛い
な、なに
クラクラする頭で目を開けると
旦那が私を蹴っていた
んー
邪魔くさい
なんですか?
お前病気か?頭おかしいのか?
ああ
そうか
そうなんだ
私は頭がおかしいんだ
どうでもいい
お前邪魔くさい
私不眠症なの
そう言って寝る寝る
まだ何か言っているけど薬のおかげでぐっすり
旦那の親がきた
ああまたか
お金だろ?
貸して欲しいんでしょ
いいよ
好きにすれば
こんな
蟻地獄みたいな世界
笑えない
そう
私は旦那に会ってから笑う事を忘れた
そう
この母親は
男尊女卑だ
そう
私は奴隷みたいな感じ?
私は束縛されたくなくて
携帯を持たない
すると病院、スーパーなど
1件1件
電話する
ストーカー
好きにすれば
私は今日は通院の日で病院にいく
先生に今日は何を話そう
永遠に目覚めない薬はないか
聞いてもいいかな?
娘が
あーあー
という
なけなしのお金で
吸うバニラアイスを買う
私は娘がいるから
呼吸してるかも
病院についたら
私しかいなくて
看護師さんは優しいくて
先生には
姑に
お金を全部取られた話をする
先生はニッコリ笑うと
月の2週間は旦那さんは地元に戻って貰おうと
ふーん
それを旦那には
地元での友情が大事だとか
適当にいいながら
旦那家族のご飯をお重につめる
タッパにも
旦那が地元に消えた
私は
気がついたら
食べるのが邪魔くさいって感じで
みるみる痩せていった
先生が毎日点滴に行くようにと
そして
ペコちゃんの飴をまた貰った
なんか
なんか
なんで食べなきゃいけないんだろう
点滴には毎日行った
近くにスーパーもあるし
なんか
ペコちゃんの信頼を裏切ったらいけないような
気がして
体重測ったら39キロだった
なんかホッとした
これで責められる事はない
なんか
疲れて
家に帰る
子供にご飯を作り
私はアイスコーヒーを飲む
そのまま眠る
旦那がいないと
よく眠れる
人間嫌いだ
邪魔くさい
女もいや
そう見られるのもいや
邪魔くさい
人間は怖い
完璧に壊れた砂時計
時は戻らない
私が次に目を覚ますのは娘が19歳になった時
その間に
友達と会ったのは2回だけ
人の心は脆い
私は多分
もうもう
疲れたんだと思う
その作業は
厳重で
木箱に鍵を閉ざすように下界から
逃げた
3人目を妊娠した時に
男の子と分かった時に
先生は
光の速度で動き
私たち親子は逃げて
太陽の下に出れない19年
裏切られ絶望した私
そして
20年目
私は歩いているだけでも
幸せそうらしい
あの19年私は食べて寝て
ご飯を夜に買いに行き
人と交わらず
生きてきた
簡単にいえば、
無気力、
疲れて
猫と暮らし始めた私はそれだけで
箱庭の中で
でも
必然
私は気がついたら
沢山の人に助けられ
傷が癒え
笑ってる
ねぇ
鬱は心の風邪とか
サボっているとか
頭おかしいとか
気持ち悪いとか
なら
アナタも奈落の底に落ちてみる
一瞬希望に見えた
蜘蛛の糸は
私が秒で
切る
どれだけ苦しいか
生きているだけで
褒めて欲しい
何故私がそんな話をしたか?
私は鬱になる前
旦那に捕まる前は
笑いすぎて皺になるよ
天然
癒し系
幸せそう友達も多かったし
幸せだった
じゃあ何故そんな男と?
って思うでしょ
ストーカー
執着
殺されるかもと
黒装束を着ているつもりで
入籍も
娘の産まれる1ヶ月前迄拒否した
じゃあ何故3人子供いるの?
と聞かれたら
睡眠薬呑んだら妊娠していたと。
ねぇ
心の風邪?
サボってる?
頭おかしい?
どうして?
は無い
差別大好きな人は好きなだけどうぞ
ただあなたの周りにそんなに 人がいたら
そっと
見守って
変な正義感いらないから
小さな親切大きなお世話
だけど
一つ言えるのは
同じ人間で
ボロボロで
心が複雑骨折で
寝れなくて
毎日地獄
それでも生きてる
勝手な理想はいらない
見守ってくれたらいい
今はそう
神経を休めているだけだから
だけど
差別する人間はするし
どうでもいい事で
私の壊れた砂時計は
誰かが作り変えてくれた
目覚まし時計
ねぇ
生き方は自由でしょ
医者でもないのに
雑音は黙ればいい
今の私?
凄い幸せだよ
癒えるのに時間かかったけど
鬱で苦しい時 ハナミ @muneta
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
白菜のシチュー/ハナミ
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
愛する子供へ/ハナミ
★9 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます