私は私の頭の先からつま先の臭いを知っている
狐火
プロローグ
人間だれしも、悪口を言われた経験はあるだろう。例えかわいい子でも、明るい子でも、優しい子でも。どんな容姿だろうと、みんなそれなりに傷ついた過去というは存在している。
みんなはどんな言葉で傷つけられてきただろう。"ブス"とか"デブ"とか"汚い"とか、きっと見た目に感する悪口が多いのではないだろうか。しかし私は違う。たった一人の私の肉親である母親に言われた"臭い"という言葉だった。
そしてその言葉は、15年経った今でも私の身体をきつく拘束する、呪いの言葉となっていた――。
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