41、旧インドのカルナ
旧インドのある集落、其処にカルナと呼ばれる少年が居た。カルナは誕生して間もなく準王級の一角である
それだけを
その異能とは、とても強力な因果干渉能力。運命操作とも呼べるレベルの運の良さを持ってして彼は
彼はその類まれなまでの
そして、彼は自身の異能を巧みに
そんな彼は現在旧インドの代表であるアルジュナとクリシュナの二人と
クリシュナとアルジュナ。この二人は旧インドの代表であると同時に
事実、旧インド代表である二人とカルナの交友関係は旧インド全体にとっては周知の事実となっている。
一通り話を終えたカルナに、アルジュナは
「カルナ、お前はもしや死ぬつもりなのか?」
「死ぬつもりは毛頭無いよ。でも、命を
アルジュナの
事実、アルジュナもクリシュナも
そんな彼らに、カルナは続けて言った。
「どうしても
「……お前の
「ええ、私たちにとって、貴方はかけがえのない
二人の言葉に、カルナは思わず
けど、それでもカルナは
「
「その理由、今まで
アルジュナの問いに、しばらく
それは、アルジュナとクリシュナの二人にとってとても信じがたい内容だった。
「実は、俺は誕生に星のアバターが
「何だって?」
「っ!?」
その言葉には、さすがの二人も驚きを
そんな二人に、カルナは話を続けた。
「というよりも、星のアバターが居なければ俺が生まれてくる事は無かったといっても過言ではないだろうな」
「どういう、事だ?」
「俺が生まれる時、俺の両親は
「……………………」
「そんな時、現れたのが小さな少女だったらしい。その少女は
「貴方の両親は、星のアバターを
その疑問は当然だろう。星のアバターとは、文明崩壊の
だが、どうやらカルナにとっては違うようだ。
クリシュナの疑問に、カルナは首を横に振った。その表情は、どこか
「生まれた俺を抱いた星のアバターはその目から涙を
「そう、か……」
アルジュナとクリシュナは考え込むように黙り込んだ。
果たして、どうして星のアバターは文明を滅ぼしたのだろうか?果たしてどうして文明は滅びる必要があったのだろうか?
それを
知りたいと思う気持ちもあった。カルナの
しかし、カルナを失いたくないのも二人としては掛け値ない
だから、二人は一つだけ
「お前の
「ああ、
そう言って、カルナは傍に
その姿に、さすがのアルジュナとクリシュナも
「もう行くの?もう少しだけゆっくりしていかない?」
「いや、事態は急を
カルナの一言に、まだ彼が何かを
「お前は、一体何を知っているんだ?」
「俺たちが戦うべき、本当の
自分たちが本当に戦うべき、本当の敵。それはつまり、星のアバターより優先して戦うべき敵の存在を指しているのだろう。
だが、その言葉の意味を二人が問いただす
その速度は
神鳥アーカーシャ。準王級であるかの怪物は大陸間を半日で
その飛行能力により、アーカーシャは神の鳥と呼ばれ準王級の一角に
既に
「……カルナ」
「お前は一体、何を
その言葉に答える者は、もう
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