Wenlock

@Heqwe41

第1話

ウェンロックはベッドで寝ていた。もう何時になるかわからないし、わかっていても、今夜はなかなか眠れない。頭の回転が速すぎて、五感が厳戒態勢にあるのだ。だから、ウェンロックはただ暗い部屋に横たわり、天井をぼんやりと見つめながら、自分の周りの世界はこんなはずじゃなかったのに、と考えていた。

なぜ今日は何もかもが変に思えたのか、それ以外のことは思い出せませんでした。すべてが変な感じだった。窓から差し込む太陽の光が、彼を不快にさせた。空の見え方が不自然だった。さらに言えば、ウェンロックはみんながどこにいるのか、いつもわからないでいた。まるで、みんながぐるぐると歩き回っているようで、何も起こらないのだ。

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