AIについてお気持ち回2

まず、AIに関しては少し情報収集を閉じます。

(ここで言うAIというのは無断転載サイトからの無断学習に基づく画像生成AIのことです)

よく「ポジティブな人はわざわざ不快な物事(人)探しにいかない」と言いますが

自分はそういう状態になっており、やめようと思います。

「敵」を探しに行って観察する状態になっており、精神に悪い。


無断学習の推進派、海外ではAI broという蔑称で呼ばれるような人々。(最近ではさらなる蔑称としてFAP Fraudulent Art Promptersと呼ぼうという人もいました)

絵師を心配するような体で「無断学習を規制すれば絵師が逆にこまる」「なぜなら絵師も他の絵師から学習しているがそれも規制することになるからだ」という理屈を長文で語るのが流れてきて、無理だと思いました。詐欺師というのは誇張しすぎでしょうか?


この件に関して理解や中立はありえません。

将棋やスポーツにおいて公式試合にAIが入ってくるようなもので、これを禁止しようとすると「過剰な反応や感情的な嫌悪に基づく行動はしないでください」と真顔で言ってくるのです。話が通じるとは思えません。


フォローしていたプロのSF小説家のうち二人が無断学習に肯定的なようです

彼らも同じ定型文を用います(学習は同じ、winnyの例、ラダイト運動、などなど)

両者、表紙やアイコンにイラストレーターの描いたキャラクターイラストを使っていますが、その絵師に面と向かって同じことが言えるのでしょうか


議論が進むにつれて収斂的に問題になるのはAIと人間の学習が同じかどうかですが、これはまず最初に決定的な結論が出ていないという地点から始めるべきでしょう。

まず証明できていないのだから、AIと人間に同じ権利を認める場合にはAIユーザー側が証明する義務がある。


(同じではない、むしろ複製装置に近いというのは根拠があります。参考になるのは、ツイッターのGSNotArtという人が画像として貼っている記事です。わざと過学習させて元データそのままの絵を出力させることで拡散モデルが何であるかを示すというものです。

人間の脳は「条件によっては元絵をそのまま出力する」ということはありません。脳はどうやっても画像生成AIのような挙動をしないので、根本的に違います)


次に、仮にあらゆる原理が同じだと証明されたらの場合です。拡散モデルを用いた生成AIの動作原理が、なぜか人間の脳の絵を描く部分と完全に同じと証明されたら。(ありえなさそうですが)

それは、そのユーザーとセットで「脳機能を外部に拡張した人間」と言うべきものになるでしょう。これが最大限、生成AIユーザーを我々と平等に扱った場合の表現です。

これは芸術をスポーツなどと同様の競技と見た場合に限り、ドーピングや身体改造にあたりルール違反です。ローカルルールにおいて排除できるでしょう。

しかし芸術を、市場におけるコンテンツ生産労働と見た場合(彼らはこう見ます)、排除は難しい。


でもそもそも法的には著作権は人間のためのものなので、このあたりは単に人間の定義を従来的なものにするだけで排除できるかも。やはりAIの場合学習の主体が人間ではないので。人間がなんたらを表現するためのなんちゃらを守るためのものみたいな文言があった。


その場合、AIは単なるツールだから人間もツール使ってるしOKだろの論法が出てくるのでしょうが、たとえ元画像そのものではなく抽象的なデータとしても取り込んでしまうのはツールではない。データベースと一体型だから。ところてん押し出す器械はツールだけどところてんまで含むと道具ではない。


なんだかそのあたりに詐称がある。生成AIは、元データとなった作品群は保持していませんよ、これはそれらから抽象的な「絵の描き方」だけを学習したただの普通のプログラムですよ、だから著作権侵害ではありませんよの理屈。じゃあ同じ仕組みのChatGPTは「文章の綴り方」だけを学習していますか?違う。それは文章の作り方だけを理解せずに検索した元データを統計的にこう並ぶ確率が高いという配列に並べているだけです。

(この段落とその上3段落くらいは間違いが多いかも)


AIと名乗っているそれらが欠いているのは知性です。

イーガンはディアスポラに出てくる超洗練された対話AIもAIとは呼びませんでした。そしてそれを「非知性ソフトウェア」と呼びました。彼にはそれを知性と呼ぶことに抵抗があったからでしょう。ましてや生成AIはイーガンにとってはAIではない。

イーガンは最近ChatGPTがいかに「それらしい」文章を出すだけのもので何もミラクルなことはないというツイートをRTしていました。

またテッド・チャンも同じような記事を書いています。

さらにテッド・チャンは2017年にAIに倫理と自己洞察を教えるのは大企業にそれを教えるのと同様に難しいと言っています。




めちゃくちゃな文章になりました。

もっと調べていればもっとまともなことが書けるのでしょうが、あえて追わないようにしているので、断片的な理解になっています。


最初にも書いたように今後特にがんばって調べたり、ましてなにか積極的な活動はしません。自分の作品作ることにもっと集中するために、余計なものを排気するためにここに書きました。

あと絵の話だから急に言ってるのと思われるかもしれませんが自分は昔から自動翻訳にもちょっと批判的でした。自前で翻訳しないとわからないことがあるからです。







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