第9話
その後始めたスーパーのレジ打ちのバイト先にも好印象な男性がいた
その人は三歳上の国立大学に通う先輩で、
頻繁にシフトが被っていたことで仲良くなった
昼ごろに出勤し夜までいることが多い私とは反対に、
先輩は夕方から来るため
よく「今日は何時出勤だったの?」や「今日で何連勤目?」と
声をかけてくれる面白い人だった
暇な時間には、休日の過ごし方や大学の話をした
ある日、もうすぐお盆休みに入るという時に
先輩が帰省するという事で次のシフトの話になった
「先輩いつから帰省するんですか?」
「明日の朝から帰省するよー。
そっか、桜蘭ちゃんは確かここが地元だもんね。」
「そうなんですね。私ずっと地元にいるんで帰省ってちょっと憧れます笑」
そんな会話をしながら私はその日の勤務を終え、レジ締めをしていた
すると、先輩から
「次のシフトが分かったら連絡してほしいから、
連絡先を交換しよう。」と言われた
私はレジバイトのグループに私も先輩も入っているのに、
なぜ交換するのだろう?と
疑問に思ったがとりあえず交換することにした
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