蒼い涙
能美音 煙管
プロローグ…
昔、昔…ある
最初の切っ掛けというのはいつの時代も同じでどちらかの
戦争は何も生み出さず、
ある帝国は
そして、王都は何者かによりいっぱいの人が倒れ、息絶えていきました。
それは人の生命力を大量に奪う
王国側は王都が陥落し、兵士たちもこれで戦争は終わったんだと、皆思っていました。
しかし、この行いに
最愛の人の言葉すらも…。
帝国は天より罰が当たる事になりました。
王国最強と言われた魔導士が帝都上空より蒼い炎の玉を帝都に放ち、王国陣営から見た者はその蒼い炎を見てこう言いました。
【蒼い涙】が流れていると…。
そして、戦争が終わりました。お互いの被害が
共和国には戦争を終わらせた英雄として、
しかし、七賢者の椅子は1つだけ空席がありました。
それは終戦後に居なくなった王国最強の魔導士がいつでも戻っていいようにと配慮された物だそうです。
人は学びました、時に論争は必要だが人を殺めてはいけないと。一番の被害は未来ある子供達の命を奪ってしまった事。
―――
本を朗読していた老婆に子供は尋ねます。
「おばあちゃんは あおいなみだを みたことあるの?」
老婆はしわくちゃの顔で悲しそうな顔で答えます。
「ばあちゃんはね、先の戦争時に魔導士として居たんじゃ。でもね、お師匠様は悲しくて、
老婆は眼鏡を外し、窓から見える外を見ながら話しを続けた。
「戦争なんてね、やってもいけないし、人を殺めるなんて事もしちゃいけないんだ。その先に待っているのは…只々、絶望と憎悪しかないんじゃ…お師匠様は蒼い涙を放った後こう言ったのじゃ。―――――――――…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます