中二病
笑香
第1話 告白
私は嘘をついた事がありません。
嘘を真実に変えれば、それは嘘ではないと思います。
そうやって私はずっと生きてきました。
嘘をついてはいけない事はわかっています。
だけど、笑ってくれる人がいます。「ありがとう」と言ってくれる人もいました。
何が間違っているのでしょうか。
彼女は怖いくらい冷静に検事の質問に答えている。
まばたきをせず相手の目をしっかりと見つめ、ゆっくりな口調で語る。
彼女は頭がいい。そして、言葉で相手を操るのがとても上手いのだ。何人の人間が騙された事か。僕もその1人だ。
彼女を闇から救うには、裁きが必要だ。
何故、嘘に嘘を重ね生きねばならなかったのか…
これは彼女を救う為の裁判だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます