第76話 ミルク

大島弓子さんの綿の国星って漫画が

あるんですね。(すいません、私にとっては

漫画なんです。)


その中でね、

真っ白な長いウェーブがかかった髪にね、

小さなティアラをつけてるの。

真っ白なドレスでね。

真っ白な家具に囲まれて、ソファに

ふんわりともたれかかってるんですよ。


彼女はね、ずっと、何かがたりないような気がするんだけれど、わからなくて。

今日もたらりんこと過ごすのね。


擬人化されてるけど、美猫さんだと思うのね。

洋猫さんじゃないかな。


ある日、どこからか、子猫がやってきたのね。

多分、飼い主さんが新しい子猫ちゃんを

連れてきたんだと思うの。雑種なのね。


子猫ちゃんはね、彼女の周りを走り回るの。

彼女は静かな空間を乱されて、眉をひそめてイライラするわけ。


子猫ちゃんは、そんな事なんか気が付かない。


そして、

彼女の膝にダイブー!

彼女はすっごく驚いて、どうしていいかわからないの。


その時、子猫ちゃんからにおいがしたのね。

それは、ミルクのにおい。


彼女はね、足りないものがわかったのね。


そう、彼女は赤ちゃん猫を産まないように

されてたから。


彼女はね、母性を見つけたのね。


こんな風に書いちゃうと、つまんないんだけど

大島弓子さんの絵と文字がね、とても

穏やかで、、。


猫好きさんなら知ってるかなぁ。

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