第31話 あの時の選択

あの時、違う選択をしていたらと考えてた事はあったのです。


だけども、それを選択したらとしても

やはり結果は上手くいかないだろう。


なぜか?

つまり、私自身の問題では無い事が私を苦しめていたから。

これは、努力とかで解決できなかった。


ズバリ、父の存在だった。

この人が生きてる限り、どこをどうしようとも

私の人生に干渉してくるのを避けられない。


父方のいとこたちは私と同じで、親に振り回されて、しんどかったーーと言っている。

いわゆる毒親と言うのは、人生をどう選択しても影響力が強すぎる。


父がやっと死んでくれて、いつも不安で

悪い事が起きるんでは無いかと言う気持ちが

時と共に薄れてきている。


まあ、もし、あの時に戻ってなら

父と母の出会いを阻止するって

なっちゃうんだよね。


どこかで、少し修正がきくくらいの人生の失敗なら、思い出としてしまっておいて、

これからを、後悔しないようにやってみるつうのがいいように思うのだれけど。



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