第4話

ちょっと喋り疲れたから、1口飲んでいいかしら。


あ、いいよいいよ、


貴方は自由に聞いてて。


ラジオみたいなもんでしょ?こういうの。


そうそう、中学の頃はね、早く大人になりたくて大人っぽい人を好きになったの。


私より賢くてクールな人がタイプだったのよ。


その人は確かに勉強ができた。


落ち着いてもいた。


でも、その人は彼女さんがいたから付き合うことは出来なかった。


まあ、ありきたりね。


高校は...どうだったかしら。


部活が恋人だったからなあ...。


毎日忙しくて恋愛どころじゃなかったわ。


でも、1度だけ、告白されたことがある。


その頃ね、配信アプリがマイブームだったのよ。


寝る前ゆっくりしながら聴くのが好きだった。

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