心霊写真

皆さん、こんにちは。


そして、長いことお話しをせずにすみません。


私、節目稲荷のことを忘れてないでしょうか?


今晩はこんな話はいかがですか?


私の名前は律子、県内の大学に通う女子大生です。


私の友達に写真好きの真衣がいるのですが、ある日。


「律子。この前さ、一人で写真撮ってたらこんなんが撮れたんだけど?」


その写真は室内で笑顔でピースする真衣と一緒にその横で無表情に白髪混じりの老人のボヤけた姿が映っていた。


「何コレ?心霊写真?相変わらず暇ね」


「違うわよ!加工なんかしてないし、もしかして守護霊?でも悪霊だったら嫌だな」


「守護霊に悪霊?そんなの聞いたことないわ」


「そうよね」


「そんなに嫌ならお寺に行ってお焚き上げして貰えばいいじゃない?」


「うん、そうするわ!」


翌日。


私は真衣の訃報を耳にした。


何でもお寺に向かう最中で交通事故に巻き込まれて即死だったらしい。


そして、昨日彼女が話した例の写真は何故か私の部屋にある。


私はそれを処分しょうかと考えていた。


でも怖くてそれが出来ずに机の引き出しの奥に閉まってある。


何故かって?


その老人は笑っていたのだった。


久しぶりの話はどうでしたか?


よければコメントをお願いします。

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