計画

とある喫茶店。

恵里加は稲荷の幼稚園からの幼馴染である佐久間良平と会っていた。

「そんな話を信じろと言いたいのか?」

「私だって疑いたくなる出来事だけど金色の何たらって奴が稲荷をマインドコントロールしたに決まってるわ!」

「稲荷が行方不明になって数年が経つがおかしくなったのか?」

恵里加はあの日のことを良平に話した。

「稲荷の幼馴染のアンタだから話したけどやっぱり無駄だったわ」

恵里加は立ち上がる。

「オカルト話に付き合ったオレもバカだよ……なぁ、京都に行ったら稲荷に会えるか?」

「確証なんてないわ。でも稲荷は生きてる。胡散臭いオカルト話を信用するなら私と稲荷を連れ戻しましょう」

良平は暫く考えた後、答える。

「分かった」

稲荷、必ずアンタを助けるからね!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る