AZARASHI UNIVERSE:Over link

ごまぬん。

プロローグ

 ロード中・・・


 ※このゲームは基本無料でプレイすることができますが、ゲーム内に一部課金アイテムがございます。

 未成年の方は保護者の人とよく相談し、無理のない範囲で購入してください。



 プレイヤーネームを入力してください。

 ※ゲーム内で使用される他、フレンド機能などで他プレイヤーの目に触れることがあります。なるべく本名や公序良俗に反した単語は入力しないでください。


【■■ ■■】


 ■■ ■■ でよろしいですか?


・はい ←

・いいえ


 性別を選択してください。


・男性 ←

・女性

・その他


 プレイヤーアイコンを選択してください。

 ※後から変更することも可能です。


・〇 ←

・×

・△

・□

・☆

・(◠‿◠ )

・(´◔౪◔)

・( ՞ਊ ՞)



 ―――――ここは、私たちが住む地球から遠く離れた宇宙の彼方。


 第11銀河・アニマルバース。


 アニマルバースはちょっと不思議な宇宙。あらゆる生き物が心を持ち、言葉を話す素敵な世界。

 ライオンにゾウ、キリンやウサギ、モグラにゴリラにカピバラ、アルパカ、カンガルー………ムシもサカナも、ばい菌!? だって、アニマルバースではみんなが愉快なお友達。

 ふわふわで、もふもふで、うー、がおー! な愛すべき隣人なのです。


 ……そのはず、だったんだけど……?



 けもの暦20XX年、第11銀河『アニマルバース』に謎の侵略者が襲来した。

 『けもの』でも『あざらし』でもない、凶暴にして不可解なる脅威。

 けものたちは彼らを―――『未明獣クリプティッド』、と呼んだ。



【不明な施設】


???「───よくきたな、新入り。」


???「さっそくだが、お前は今日からあざらしだ。」


・顔を上げる ←

・無視する


 目の前に、アザラシのぬいぐるみのようなものが居る……。


アザラシ?「ほう。良い目だ。これはまた活きの良い『勇者』を引いたもんだ。」


アザラシ?「だが、その様子だと、予備情報のインストールに失敗したようだな。たまにあることだ。順を追って話そう。ついてこい。」



アザラシ?「ここは第11銀河『アニマルバース』、ガレオルニス星系γ星『ジア・ウルテ』。おれたちは『ゴマの惑星』と呼んでいる。お前がどこの宇宙の出身かは知らないが、とにかくそういうことだ。」


アザラシ?「おれは『あざらし』のストルガ。今日からお前を一人前の勇者に育て上げるため、面倒を見てやる。」


ストルガ「……そうそう、肝心な話がまだだったな。アニマルバースは今、『未明獣クリプティッド』という外敵から侵略を受けている。」


ストルガ「おれたちあざらしは、まぁ普段はアニマルバースの鼻つまみ者なんだが、こと兵力に関しては銀河一だ。奴らとの戦いの陣頭指揮を任されることになった。」


ストルガ「そして、対クリプティッド戦の切り札として、次元超越型英雄因子抽出システム『KETERケテル』───お前のような勇者を召喚する仕組みを生み出したのだ。」


・次元超越?

・『勇者』? ←


ストルガ「あぁ。クリプティッドは未知の敵であり、必ずしもこの宇宙の法則に従う存在じゃない。そこでおれたちも宇宙の外、有り体に言えば"異世界"の住人に目をつけた。」


ストルガ「その中でも特に、戦局を打開できる可能性のある存在……つまり、"英雄"となれる素質を持った者を『勇者』と呼ぶ。どうだ、そう言われると悪い気はしないだろう?」


・確かに。何をすればいいんだ? ←

・よくわからない。面倒だな……。


ストルガ「もちろん、クリプティッドと戦って倒すことだ。先に言っておくと、戦いに行くからには死ぬこともあるが、逃げることは許されない。」


・えっ!? そんな……。

・冗談じゃない。すぐに家に帰してくれ。 ←


ストルガ「帰りたければ、1匹でも多くのクリプティッドをブチ殺すことだな。それに、お前は覚えていないかも知れないが、おれたちは既に一度会って話をしている。その時に勇者となるための契約をしたはずだ……なぁ、■■ ■■?」


・どうして俺の名前を? ←

・いつの間にそんな話をしたんだ?


ストルガ「何と言おうが、KETERがやる気の無いヤツを勇者に選ぶことはない。お前は他でもない自分の意志でこのゲームに参加している。それだけだ。」


ストルガ「状況は理解できたな。さぁ、この基地の司令官―――ゴーディ大佐に挨拶に行くぞ。ついてこい。」



 ピンク色のタコや緑色のサル、動くスライムのような奇妙な生き物たちとすれ違いながら、建物の中を歩いた……。


【拠点3F 第1艦橋】


ストルガ「失礼する。新たに召喚された『勇者』を連れてきた。ゴーディ司令!」


???「―――ほう。」


 青い軍服を着たゴリラが歩いてくる……。

 ゴリラにしては背筋が伸びており、まるで"獣人"のようだ。


???「ようこそ、『モビー・ディック』へ。私はゴーディ・ダルブランド大佐だ。この基地の司令官を務めている。」


 ゴーディと名乗ったゴリラが、そっと手を差し出してきた……。


・(握手をする。)

・(握手をしない。) ←


ゴーディ「……む? あぁ、握手の文化が無い世界の出身なのか。どうしたものかな……。」


ストルガ「ゴーディ、あんたの握力が怖いだけじゃないのか?」


ゴーディ「ふむ。その程度の自制は出来ているつもりだったが。あざらしの君から見ても、やはり恐ろしく感じられるものなのかね?」


ストルガ「……、相変わらず冗談の通じない司令官殿だ。そいつはな、メモリーの不備で勇者契約を交わした時のことを覚えていないんだ。少し混乱してるんだと思う。」


ゴーディ「何だ。それならそうと最初から言いたまえ。」


ゴーディ「話が逸れてすまなかった。だが実際のところ、戦いを望まぬ者が勇者として召喚されることは無いのだ。君にもきっと、勇者を志した理由がある。」


ゴーディ「もちろん、充分な戦果を挙げた暁には、元の世界へと帰還させることを約束する。共に未明獣クリプティッドを打ち倒し、勝利の栄光を携えて凱旋しようじゃないか。」


ゴーディ「クリプティッドを殲滅し、銀河に平和をもたらすために、我々も支援を惜しまない。君の奮闘を心から願っている―――以上だ。」


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