第8話 1〜6年生①
月に1、2回。
全学年が一人ずつ集まった班割り活動がある。そこでは、6年生がリーダーとなり班員が楽しめる様に先導する。「何やりたいー?」なんて積極的に聞ける6年は、もうお兄さんだ。中には、もじもじ「鬼ごっこやりたい人ー」と、小さな声で質問を投げかけるのだが、全く聞いてない低学年やぼけっとしてる中学年がいて、これはこれで6年も参ってしまったりする...とにかく班ごとに班の距離感があるわけだ。
なかなか大変だな、と6年に同情をかけながら交流を図るいい機会なんだろうとニヤニヤしながら見守ったり、時には指導したりもする。
そんな縦割り班も、1月になる頃にはみんな慣れっこだ。昨日は、ドッチボールを2班合同で行い、その後しっぽ取りをしていた。さすがに、ドッチボールに混ざっても体力がないので、審判として、声かけをして参加した。
しかし、しっぽ取りの時は走りたくない子が3人も寄ってきて私のジャンパーのポケットに手を突っ込んだりジャンパーのチャックを開けたがったりしたので、逃げていたら結局走って走って、ついには全力疾走していた。
終わりのチャイムがなり、班割活動の終わりの挨拶の時には、私の息はもうはぁはぁでして。心拍数とかもやぁばいわけです。つか、大人になって全力疾走って、本当にしないから...!!!
こんなに息あがるんだ。
しんどすぎる....
この後授業とか、まじかー、、、と嘆きながら、急いで職員室に戻り、水分補給して準備へ向かった。
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