とある教員のつぶやき

ヨユウ

第1話 1年生①


朝8時。

子ども達の登校姿を確認しながら、私も出校するのが好きだ。


バス停から降りて少し歩くと横断歩道がある。

そこで横断歩道を歩いている登校班を眺めていると挨拶してくれる子が何人もいる。


がしかし。

1年生は特に私を見つけた時のリアクションが素晴らしい。


もうすでに見飽きているだろうに、まず確認するなりあのにっこりした笑顔で、

「おはようございます〜!」

と、いう。

手は大袈裟と言えるほど元気よく振っている。


私は微笑みながら、控え目に手を降り、

「おはよう〜」

と、声をかける。


まてまて。

まず、自分から挨拶できることも素晴らしいし、

朝から元気よく挨拶されると、こちらも1日の始まりにやりがいが生まれるというものだ。

仕事とわかっていえど、朝からエネルギー補給をたっぷりもらう。


しみじみと、教員の朝はいいな、、、と思うのだった。


※初任です。仕事放棄しておそくきてんじゃねーよ、とのご意見は受け付けません(こら)。

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