シーズン4
第1話「龍郎の怠慢」
龍郎「暇だな」
龍冷「暇なら飛べば?」
龍郎「嫌だよ」
龍冷「なんで嫌なの?」
龍郎「怖いからね」
龍冷「そうなのか…」
「なんで怖いの?」
龍郎「高いところが怖いんだよ」
龍冷「でも階段の上り下りできてるじゃん」
龍郎「まぁね」
龍冷「だったら高いところが怖いは嘘では?」
龍郎「それは事実だよ」
龍冷「それは事実なのか…」
「だったらどうしようか…」
?「お困りのようですね!」
龍冷「拓弥将軍!」
拓弥将軍「すべて私にお任せください!」
龍冷「人間に何ができる」
拓弥将軍「我々拓弥族をなめられては困りますね」
「できるに決まってるじゃないですか」
龍冷「じゃあ任せたぞ」
拓弥将軍「御意のままに」
龍冷は去っていった
龍郎「で、具体的に何をするつもりだ?」
拓弥将軍「古典的な方法ですが階段を取り外します」
龍郎「あれ取り外せるの?」
拓弥将軍「そのはずです」
龍郎「曖昧だなぁ」
「まぁやってみるに越したことはない」
拓弥将軍「では…」
拓弥将軍は何かしらのボタンを押した
すると階段が引っ込んだ
龍郎「すげぇ…」
「なんでこんなことが…」
拓弥将軍「この宮殿がそういう仕様になってるから」
龍郎「そうなのか…」
拓弥将軍「これでした降りるときはどうしても飛ばなきゃいけなくなったね」
龍郎「降りなきゃいいんだよ」
拓弥将軍「その手があったか!」
龍郎「だってこのままでも何も困らないし」
拓弥将軍「だったら困らせればいいか」
龍郎「どうやって?」
「ここに宮殿がある限り私は何も困らない」
拓弥将軍「だったら龍陽様に相談だな」
龍郎「ほう」
「父上に入れ知恵してどうするつもりだ?」
拓弥将軍「龍郎様をどうにかしてもらう」
龍郎「私をどうにか…」
「どうするつもりだ」
拓弥将軍「それは言わない」
「行ったら龍郎様は対策するかもしれないからね」
龍郎「確かに…」
拓弥将軍「まぁ明日を楽しみにするんだな」
龍郎「くっ…」
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます