最終話「龍冷、弾劾される」

前回のあらすじ

龍郎は龍冷を弾劾するべく奮闘した

そして結果は…


龍郎「龍冷」

龍冷「マスタードラゴンを呼び捨てとは…」

  「貴様も生意気になったな」

龍郎「ふっ」

  「ぬかしおる」

  「今から貴様はマスタードラゴンではなくなるのだから!」

  「ただいまよりドラゴン憲法6条にある「マスタードラゴンの弾劾について」に基づいて多くの署名に基づき4代目マスタードラゴン龍冷を弾劾するものとする!」

龍冷「なんだと…」

龍郎「さぁ貴様は今からマスタードラゴンではなくなったのだ」

  「その席を譲ってもらおうか」

龍冷「こんなの卑怯だぞ!」

龍郎「なんとでも言えばいい」

  「これは正式な手続きに基づいて行った正式な弾劾なのだから」

龍冷「それで…」

  「俺はどうなるんだ」

龍郎「別にどうもしない」

  「この宮殿に居座るなり勝手にくたばるなりすればいい」

  「私はそこまで干渉しない」

  「そこまで干渉すると新たにマスタードラゴンになる私も弾劾される恐れがあるからな」

龍冷「なるほど…」


こうして龍郎が5代目マスタードラゴンに即位した

それからしばらくして龍冷が死亡した

原因は服毒死

そばには遺書が置かれていてその遺書にはこう書かれていた


私は皆に迷惑をかけてしまった

こんな形で世を去る私を許してほしい

どうか兄上の世が太平であらんことを…


その訃報を聞いて龍郎は大変悲しんだという…


END

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