3話 1日の授業

女優、レノ・アキーナス・トマス。元々、父も母も俳優業と女優をしていた。父はアメリカでも有名なマルタン・アキーナス。母はカナダ、アメリカで有名なカミラ・アキーナスだ。今はどちらも辞めている。レノはそんな大物の血を引いているため、世間では有名で、常にライターから逆光を浴びていた。そんな悩み時に出会ったのが、ルトラ。彼女にとって恩人の存在でもある。


──────── サウスバレーのカッポレ高校


キンコーンカンコーヒー! とベルが鳴る。


朝になり、シーミアは小さなサコッシュを肩に掛けて高校に登校した。昨日まではほど遠いテンションで登校する。昨日までとは違い、凄くテンションが高い。

イヤホンしてスマホから「ドン・オマール」を聴いて、イケイケな気分になって、学校に向かう。

家からあるいて15分の所だ。サンディア大学は家から30分の所だ。アルバカーキ国際空港の近く。高校は反対側だ。


こうしてシーミアは教室に入る前担任の先生に会うためにウィアード・ハワードのオフィスに向かう。

そこで別の先生に出会う。美人な身長高く、赤いドレスのような服を着ている。


オラ! 今日からの転校生のシーミアです。


オラ! あら、シーミア君ね。いまから教室に?


いえ、実はウィアード先生のオフィスに行きたいんですけど、場所ってこの廊下真っ直ぐいって、右手にあるオフィスで大丈夫ですか?


ええ、そうよ。この前この廊下ワックス塗ったから少し滑るかも。気をつけてね。


ありがとうございます!ではまた!


ええ(^^)


と、話を終え、シーミアはウィアード・ハワードのオフィスに向かった。


先程の道順で右手に曲がると、奥に扉がある。あそこが担任のウィアード・ハワードのオフィス。アメリカの高校には職員室という場所は存在しないのだ。

先生一人一人に少し狭いオフィスが与えられる。ご飯を食べる時は、オフィスか近くのスタッフルームがあるので、先生はそこでまったりしたり食べたりする。休憩場所でもある。


シーミアはコンコンココンコンコンと変なノックをした。


扉越しに声がする。「入りたまえ」そう聞こえた。


シーミアは中に入ると、ウィアードはオフィスで何か書類を書いていた。


ウィアード先生ですか?


ああ、そうだ。ちょっと待ってくれ。


はい。


そこから10分待った。なにをしているのかシーミアは気に始める。


えっと、先生何してるんですか?


よく聞いてくれた、君の転校生用の書類を書いてるんだが、住所書くところの「住所」て書いてある部分があるだろ? そこに住所を書いてしまった。しかも絵文字付き。


は? なるほどです。修正ペン使いますか?


いや後で書き直すからいい。教室行こうか。


あ、はい…… え、なんの待ち時間?


と、シーミアは時計をみる。


10分待ったんですけど。


気にしなさんな。改めまして、ウィアード・ハワードだ。よろしく。


あ、シーミア・トマスです。


と、2人は握手を交わす。


さて、行こう。


2人は教室に向かう。アメリカにはホームルームや入学式もない。


さっき来た廊下を真っ直ぐいくと途中で階段がある。そこから2階に。


上がって目の前に教室はある。


ここだ。シーミアは1番窓際の後ろに座ってくれ。最初の授業はたしかアメリカ史だ。さあ、入ってくれ。


そう言われ、シーミアは教室に入る。


やあ、今日から転校生のシーミアだ。仲良くな。


と、紹介する。そのあとシーミアは席について1日授業を受けた。最後はスポーツの授業だ。ここである思いもよらない事が起きる。


このスポーツで楽しい1日となったのだ。


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