まるでケーキみたいにも
あくまで知識としちゃ、これだけ年齢が違うと、年代が違うと、当然ながら味覚も違うってのは知ってるつもりだったが、実際にこうして30くらいの男性と思春期に入りかけてる年頃の女の子ってのを経験してみるとその違いに驚かされるな。
するとリャハスが、
「それではこちらなどいかがでしょう?」
言いつつ新しい皿を持ってきた。そこに乗っていたのは、見るからに甘そうな、多分パンだとは思うんだが、まるでケーキみたいに見えるなにかだった。
「え……と……?」
戸惑ってる俺に向かってリャハスは、
「私の郷里の伝統的な朝食です」
そう言って深々と頭を下げた。
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