女の子生活

そんなこんなで俺の女の子生活が始まったわけだが、肉体そのものが変化したということは、『見た目が変わった』だけじゃないんだよな。


その中でも大きなものの一つが、


『味覚が変わった』


だった。


可愛らしいドレスに着替えさせられて、シエナに文句を言いに行ったことで遅くなってしまった朝食になったんだが、


「……?」


なんとも言えない違和感に戸惑ってしまう。それに気付いたリャハスが、


「お口に合いませんでしたか?」


すかさず問い掛けてきた。メニュー自体はいつも通りなそれなでも、わずかな味付けの誤差についても彼女は気を配ってくれるからな。


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