完全に俺の落ち度だったから

あの頃はシエナ(当時はまだ女神シェンヘスだったが)に対する強い反発もあって、しかも高校生の特にそういうことに反発せずにいられない時期だったのも手伝ってか、シエナ様にも忠告も聞かず勝手に一人で出歩いて、しかも女の子に化けた魔族に騙されて、まんまと俺を魔獣に変える魔法陣に誘導されてしまったというわけだ。


その魔法陣は女神シェンヘスが加護そのものを無効化するためのものでもあって、それがないと俺を魔獣にすることもできなかったという。


これについては完全に俺の落ち度だったから、シエナのことを恨んだりはしていない。


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