第6話

2021年、タカ高2、マナ中3、

私は、時々タカの野球の応援に行きながら、マナの中学生最後のバドミントンをサポートしていた。タカのリトルリーグ時代のような仕事以外は全て野球…という程でもなく、時間も沢山余っていた。

寂しさもあり、婚活している友達のアユミから連絡があっていたことをたまに思い出したりしていた。あゆみは、心から結婚を望んでいる。だから、自分で考えながら、頑張って行動していた。婚活パーティーが主だったみたいだ。私は、結婚はないにしろ、恋愛くらい、少しはしてもいいだろうか。子どもたちも安定してきたし、私もたまには非日常で遊びに行って、癒されるというのもいいかもしれない。と思いだしていた。そんな時、タイミングよく、あゆみからお誘いのLINEがきた。私は、一度試しに行ってみることにした。


パーティー当日、あゆみは慣れたものだった。私は何も分からず、あたふたしていると、私の前の男性が次々に交代して話しかけてくる。誰が誰か分からず、終わろうとしている時だった。1人の男性が「キミ、ここに絶対に10番を書いてね。」と言ったと思ったら、次の男性へと交代した。その男性は、私と同年齢くらいだった。言ってる意味はほとんど分からなかったけれど、とにかく、その通りにやってみたら、その男性(リョウ)とカップルになった。

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