機械音痴の姉妹の幼馴染のパソコンを修復したら何かとんでもない事になったんですが
アキノリ@pokkey11.1
エッチ!変態!馬鹿!
機械音痴の姉妹
第1話 何やってんの.....?
俺の名前は長妻優樹菜(ながつまゆきな)。
17歳、県立学校の高校生。
こんな名前の俺だが決して女子ではない。
寧ろ眼鏡掛けた凡人だ。
「.....ふーむ。今日はこっちの.....」
俺はパソコン画面と睨めっこしながら.....顎に手を添える。
そんな俺だがプログラミングが少し趣味である。
パソコンに若干詳しいのでパソコンを弄る程度だが。
俺はその自らのパソコンを見ながら、むむむ、と悩む。
「.....やはりデータベースはこっちに移して.....そうだな」
そんな感じで動きながら本を読んだりして対策を整える。
それからまたパソコンに向き合っていると。
窓が鳴った。
どういう意味か。
それは簡単だ.....横の家で生活している同級生で幼馴染の凛花が窓越しにノックして来たせいである。
コンコンコンコンコンコンコンコン!!!!!
「喧しいわ!!!!!」
俺は絶叫しながら怒りつつ横の窓のカーテンを開ける。
それから胸の大きい栗毛色の髪の毛の少女が文句を垂れてくる。
佐藤凛花。
姉の方であるが.....。
何だ一体。
「どうした。凛花」
「.....パソコンがウイルスに感染したかもしれないから見てくれないかしら」
「え?マジか!それは大変だな.....直ぐ行く」
「有難う。何が何やらさっぱり分からないから」
実は凛花もそうだが。
凛子も物凄い機械音痴である。
その為に.....こうやってパソコンが趣味の幼馴染の世話をする事になっている。
しかしウイルス感染だ?
脆弱な.....。
「何でウイルス感染するんだ」
「そ、それは.....」
「.....???.....まあ取り敢えずはワクチンを打たないと。.....パソコンが壊れる」
「わく.....ちん?を打ってどうするの。体に打つものでしょあれ」
「.....とにかく!行かないといけないから!」
説明は後々。
俺は言いながらそのまま準備して横の家に向かう。
それからインターフォンを押してから凛花に出て来てもらってから。
パソコンをリビングで見せてもらった。
そこには.....。
「.....お前何を観ていたんだよ.....」
「た、ただの通販サイトだけど!?」
「嘘だろ絶対に。エロサイト観てたな!?」
「そんな訳無いでしょ!!!!!エッチね!!!!!」
「嘘吐け!?偽エロ広告とか出ているし!!!!!」
冗談じゃねぇぞコイツ!
俺は思いながらそのアクセス先。
そしてウイルスに感染しているか調べたり。
トロイの木馬のチェックなどをする。
結果.....アクセス先は.....エロサイトだった。
「.....アダルトサイト.....にアクセスしたせいの偽広告祭りだな。ウイルス感染はしてないが.....警告音とか鳴ったろ?」
「わ、私がアダルトサイトなんか覗く訳ないでしょ!変態!!!!!」
「そうか。そこまで認めないなら検索欄でも見るか」
「変態!?馬鹿なんじゃないの!?止めてよね!!!!?」
だけどまあもう知ったけどな。
IPアドレスから見て.....コイツは確信だ。
アダルトサイトを見ている。
そして偽広告の警告音に驚いたコイツが助けを求めに来た。
これで間違いなかろう。
「.....あのな。エッチなのは興味があっても良い。だけどパソコンで奴隷とかエログッズとかあれこれ検索は危ないぞ。まともにビデオ買えよ」
「そ、そんな事してないって.....言っているでしょ!?」
「うっせぇよ!?もう分かるんだっての俺には!?こういうのに詳しいからな!!!!!」
「.....ウゥぅううぅ!!!!!」
何か?サイレンかな?
変態、エッチばか!死ね!、と言ってくる凛花。
俺は呆れながら額に手を添える。
そう言えばアイツはどうした。
「凛子は?」
「凛子は2階でゲームしてる」
「.....ああ。そうなんだな。でお前はアダルトサイトを観ていたと。どすけべ」
「アンタ覚えてなさいよ.....マジに」
「何時もお世話になっているのはお前だぞ。.....全く。じゃあ帰るから」
そして俺は玄関に向かう。
すると、ねえ、と聞いてきた。
それから俺を見てくる。
私みたいなの嫌い?、と言いながら。
は?何が?
「つ、つま.....り。私みたいに変な動画を閲覧する子は嫌い!!!!?」
「嫌いって訳じゃないが嫌だ」
「.....そ、そう.....だよね」
俺は直球で答えたのだが。
何故か凛花はガッカリした様な顔をする。
一体何だコイツは面倒臭いな。
思いながら俺は盛大に溜息を吐く。
安心しろ、と言いながら。
そしてこう切り出した。
爽やかな笑顔で。
「エッチなお前でも嫌いじゃない。誰にでもあるさ。エッチな欲望は」
「.....」
「.....あれ?り、凛花.....さん?」
「バカァ!!!!!!!!!!」
そして俺はドンッと背中を思いっきり押されて追い出された。
そのままドアが閉められてしまい。
俺は中に入る事が出来なくなってしまった。
まあもういいなら良いけどな。
額に手を添えながら俺は苦笑気味にその場を後にした。
しかし何だ。
何でアイツはエロ動画を観ている。
全く意味が分からないんだが。
そんな趣味あったっけ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます