花かんむりの魔法使い

こにすにす

*始まり始まり*

その魔法使いは


魔女や魔法使いと聞くとどういうイメージをもつ?



畏怖?尊敬?忌み者?救世主?

え?会ったことがないから分からない?

けど、噂に聞いた事ぐらいあるだろう?



なにせこの世界には魔女や魔法使いと呼ばれる奴等が普通に存在するんだから。

まぁ"等"と言っても実際何人いるのかは平凡な一般人はもちろん、お偉いお貴族様やその上の王様でさえ知らないらしいがな。


ま、ですら分らない事をただの人が知ってる訳ないわな。


もし知っていたらその時点でそいつ自身が特別なのかもなぁ。 そう思えばお偉いさんもただの人か、ははは。


はぁ?そんな事を言うお前は特別なのかって?馬鹿言えそんな訳ないに決まってんだろ。 じゃあ何でそんな事を知ってるかって?そりゃあに聞いたからだよ。



使にな。



ん?会ったことがあるならどうしてイメージを聞くかって?

そうだなぁ…あまりにもそいつが使使からかなぁ。


うん?そんな言い方されるとどんな魔法使いか気になるって? というか、最初から妙に気になって仕方ないから責任取れって?…誤解を招きそうな言い方せんでくれ…気色悪ぃ…

あー!分かった分かった!こっちが悪かったって!

はぁ、面倒なやつに話しかけちまったなぁ。

あん?お前の方がよっぽど面倒臭いって?何でだよ?

話したそうにしてたって?馬鹿も休み休み…………いや……そうだな誰に聞いてほしかったのかもな……いや、知ってほしかったのかもしれない……その魔法使いのことを……おかしいなぁそいつは今も元気にやってるはずなのに……


え?……はは!そうだなそんな事どうでもいいな!


じゃあ始めようか!魔法使いらしくて、魔法使いっぽくない




花かんむりの魔法使い




と呼ばれる魔法使いの話を。

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