第24話岩石地帯
そびえ立つほどの巨大な岩が僕たちを出迎えてくれた。
この世界に来ておそらく一月以上は経過したと思うが、いまだに驚くことばかりだ。
森がぱったりと終わり、大小様々な大きさの岩や石がそこかしこに見える。
なるほど岩石地帯か…
山みたいになってるけど、これはどおやって進むのだろうか?まさか、よじ登るしかないわけではないよね?僕身体能力は初期値なんだけど?
今なら中1女子のリセに腕相撲で余裕で負けるよ?
「リセさんや、これはどおやって進むのかね?」
「多分どこまで迂回しても同じだと思うから、登るしかないんじゃない?それか、」
「それか?」
「岩を崩す、もしくは砕く?」
岩を砕くは発想になかったけど、悪くないかもしれない。多分岩をよじ登る力は僕には無い。だが、砕く力ならある!イケるイケるぞー!!
「はいリセさん!それを採用しましょう!マグロいきまーす!」
そして、○塾名物直進○軍をパロった進行が始まった!まっすぐ!とにかく真っ直ぐだ!
無表情で見送るリセを置き去りに、マグロは行進を開始した。ただひたすら真っすぐに。
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