第13話できること
今は能力の把握が必要。そう思って僕は自分のできることを実験してみた。特に防御面で。それでわかったことがある。どおやらこの能力はそうとう優秀なようだ。
最初は軽くビンタからはじめたのだが、全く痛くなかった。自分で自分を攻撃するという不思議な実験を繰り返したが、進展がない。なので、リセにも協力してもらった。
「本当にいいの?」
「ふふふ、どこからでもクルが良い!」
具体的には木の棒でどついてもらった。小揺るぎもしなかった。
寝ている間にやってみてもらったりもした。鹿にタックルしてみたりもした。結果、僕は痛みを失ったようだ。
これが極めつけ。100メートルはあろうかという崖から決死のダイブをしたりもした。
「…マグロは人間じゃなかった。」
リセに非人間認定されてしまった。
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