パンと、パンにはさまれた具材の気持ち
水月 都
自己紹介
1.私は卵。
優しい食パンさんのことが気になっています。
ふわっふわの食パンさんは挟まれるととっても気持ちいいんです!
でも私は背も小さいし、丸くて太ってる……。
こんな私のことなんて、食パンさんは嫌いなんだろうな……。
もっとスリムなハムさんみたいだったらいいのに……。
お顔もほんのり赤くて可愛いし。
なのにお話してみたらかっこいいんです。
皆好きになっちゃいますよ……。
2.あたしはハム。
食パンくんって暑苦しいんだよね。
ちょっとでも挟まれたらもうおしまい。
隙間が無くって窒息しちゃう。
卵ちゃんみたいだったら息も楽なんだろうな。
ころころしてて可愛いし、私とは大違い。
あたしには秘かに想ってる相手がいる。
すごく相性良いと思うんだよね。
誰、とは言わないけど。
3.僕は食パン。
ハムちゃんが、僕を見たら赤くなるんだ。
もしかして僕のこと好きなのかな?
よし、今度話しかけてみよう。
ところで、卵ちゃんは僕を見ても黄色くなっちゃう。
僕のこと嫌いなのかな?
卵ちゃんにも話しかけてみよっと。
あ、あと最近ちょっと視線を感じるんだけど何だろう?
4.俺はレタス。
俺には誰にも言えない秘密がある。
実は……食パンのことが好きなんだ……。
あの優しさに包まれてると、冷たい俺でも温かくなれるんだ。
食パンは誰か好きな子いるのかな?
勇気を出して近づいてみることにするよ。
せめて友達になれたら……。
だけど今はまだ陰から見てることしかできない。
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