私のメイドがえっちすぎる!
森野熊次郎
第1話 私のメイド、私のご主人さま
◼️◼️◼️
突然ですが、私の家にはメイドさんがいます。
現代社会にそんな、と思う人もいるとは思うんですけど本当なんです。
私、本郷葵は今年17歳の普通の女子高校生なのですが、お父さんが少し凄い人でそれはもう凄い一軒家に住んでいるのです。
ただ、お父さんは仕事で忙しく、お母さんも亡くなってしまって、家には1人ということが多くありました。
私は一応家事は出来ていたのでそれでも良かったのですが、お父さんは私1人を家に残すのを不安に思ったらしく、メイドさんを雇おう、ということになったのです。
その人、宮本穂花さんは実際優秀で、家事はそつなくこなし、料理もおいしく、勉強は教えてくれて、普段は凄く優しくていい人なんです。
だけど、問題があって。
穂花さんは凄くえっちなんです。
着てるメイド服は何故か背中の部分が大きく空いていて肌が露出してるし、胸元も出てるし。近づいてくると香水のいい匂いがしたり、髪もさらさらして綺麗で、凄く綺麗な人なんです。
これだけならまだ普通だと思うでしょう。
でも、さらには、いきなり抱きついてきて耳たぶを甘噛みしたり、体を撫でるように触ってきたり、お風呂に入ってきて体洗うと称しておっぱい揉んできたりふともも触ったり。
正直私もえっちな気分になることも少しあります。
だけど穂花さん私のことをからかっているんじゃないかと思っているんです。例えば好きだと伝えたとして、え、冗談なのに、とか言われたら私ショックで寝込む気がします。
そういうわけでからかってくる彼女を撃退する毎日なのです。
□□□
私、宮本穂花はメイドです。
さらに詳しく言うと葵様の専属のメイドです。
雇われたきっかけは本当に偶然で、居酒屋で飲んでいた時に葵様のお父様と意気投合して娘を見守ってくれるハウスキーパーさんがいたらなぁとか言っていたので、じゃ私雇ってくださいよ~とか言ったら雇ってくれた感じですね。
ちゃんと身元とか学歴とかは確認されましたよ?
そんなわけで始めた仕事ですが、正直始める前はやる気じゃなかったんですよね。酔った勢いでいいですよ~って言っちゃってたわけですし。
だったんですけど、葵様に初めて会ったときズキューンと来たんです。
一目惚れしてました。
深窓の令嬢っていう表現が似合いそうな儚げな、それでいて太陽みたいなめちゃくちゃ可愛い美少女でした。
表現が矛盾してる?でもそんな人なんです。とっても優しくて魅力的。
住み込みで働かせてもらってたおかげで毎日一緒で心臓が壊れるんじゃないかってくらいどきどきしてました。
ただ私はメイド。立場的に葵様に手を出したら解雇です。だからずっーーと我満してました。妄想では色んなえっちなことをしてましたけど。
そんなある日のことです。
いつものように家を掃除していたときのことです。葵様の部屋の前を通ったときにうっすら声が聞こえたんです。
なんだろと思ってそっと部屋の中を覗いたら葵様が百合なえっち動画を見ながら1人えっちしていました。
少しの間、ぽーーっと見入ってしまいましたがすぐに、これバレたらあかんやつだと思って急いで逃げました。
私は廊下の掃除をして頭を冷やしながら、ふとあることを思い付きました。
確かに私はメイドで葵様に手を出してはいけない。
だけど、葵様から手を出される分にはいいのでは?と。
叡智を手にした!と思いました。
そうして私は葵様を誘惑し、合法的にえっちする!と決意したのでした。
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