エピソード6/2 シャドウ
ドラゴンシャドウ
ドラゴンストーリー
ー半霊半人の焔ー
これはfate of stigmaの
そのまた別、または裏のストーリーである
ジンがウィグから剣を得るまでの物語
………… 季節 雪
???「ハァー…」
ひとりの赤髪は息を吐く
そして目の前の家の扉を開けた
中へ入り廊下を進み
そして光の漏れた扉を開けたそこには
もう立つこともまならない老婆がいた
その老婆はベットに寝ていた
???「…………」
アーリャ「お…おお…うおおおおー!!!」
老婆は手を伸ばした
その伸ばした手は赤髪の男は手に握る
???「ずいぶん…歳をとったな アーリャ」
アーリヤ「ううーーがあーあがあがぁー!」
オルガ「叔母さん どうし…ッ!」
???「オルガか ずいぶんと…大人になったな
それほど…時は経ったのか」
オルガ「お父さん!!」
ジン「………」
「オルガが今やあの時代の生き残りか…
竜王らが現れた暗黒時代の」
オルガ「何を言ってッ」
ジン「深い意味和ない 俺はその時代に死んだ
だから俺を除いてそう言ったまでさ」
「あの日から生きていたなら 俺は君と同じ老か」
ジン「アーリャ…あの日の心を思いを
その日に捨てた…皆を生き返らすために」
「死も失いも無力を恐れた…俺は…
いても誰も救えなかった…だから俺は」
ジン「逃げた心を捨て 生き返らせた皆を」
オルガ「…ッ! 何を企んでるのお父さん!」
ジン「…ヴァルアノを知っているか?」
オルガ「ヴァルアノ…私達の先祖よね?」
ジン「ああ そいつを探している」
オルガノ「残念だけど知らないよ」
ジン「そうか分かった」
「アーリャ、オルガ 俺は行くまた来よう いや…
家族であるお前達の前の元に戻ろう また必ず」
アーリャ「ううーうーあーああー」
ジンは手を離した老婆は再び
ジンの手を掴もうとするが
手はすり抜けた
ジン「………」
オルガ「どういうこと」
ジン「俺はまだ死んでる 半霊半人だ」
「片方は死界もう片方は生界
そう俺はまだ完全に生き返ってはない」
ジン「半分まだ死んでいる…
俺は運命に嫌われているからな」
ジンには見えていた共に戦ってきた者達が
オルガを支えていることを
アーリャ「うう!!」
ジン「……独りだ…前と変わらない…」
アーリヤ「しぃがあーう!(違う)」
……(過去に放った言葉)
「あなたはひとりじゃない」
ああそうだな 君だけだ 君だけが
この心を理解しようとしてくれた
……
ジン「あの日からずっと待っててくれた
けどまた去らねばならない…」
「魔力が尽きれば俺は消えてしまう
その前にヴァルアノに会わなければならない」
オルガ「どうして そこまでして」
ジン「消えてしまう前に完全体になる為だ」
オルガ「リアン様もミラー様も…
悔いなしに亡くなった けどどうして!」
「どうしてまだそうあがくの!?」
ジン「死ねというのか…このまま大人しく!」
オルガ「違うそうじゃない!」
ジン「分かりはしないだろう!
俺の死の世界は地獄だ安らぎなどない
殺しまた殺しの繰り返しだ」
ジン「かつて苦しんだ幻覚と幻声にまた
苦しめられながら 繰り返しだった」
オルガ「だからってッ!」
ジン「だから俺は完全体となり苦しみから
逃げるんだ 武器を捨てて!」
「この地に蘇ってお前たちと居たい
家族として親としてッ!」
オルガ「え…」
ジン「………」
「こうしてる暇はない 俺は行く」
「過ぎ去った時間を取り戻すためにな
アーリヤ…また…人間になったら戻ってくるよ」
ジンは扉をあけ外へ出た
オルガ「お父さん……」
アーリャ「ああーあああーー!!」
老婆はベットから落ち
ジンが出た扉に向かって進もうとする
しかし不自由なため床にずるずると
引きずりジンを追いかけようと進もうとする
オルガ「母さん!」
アーリャ「うーあああー!!」
老婆は扉に向かって手を伸ばす
アーリャ「しッ! しぃーぅんーーー!」
アーリヤはジンが握った自分の手を握る
アーリヤ「うう……」
ジン「ごめん…ごめんな…アーリヤ…寂しいよな
…もう少しだから 待ってて…くれ…!」
…………
外へと出た
ジン「ヴァルアノ…奴は俺を生き返られた」
………回想
ジンは死してなお 剣を振っていた
幻覚、幻声、から逃げるために
辺りに現れたかつて殺してしまった人達は
ジンを睨み悲鳴をあげ
恨みの声を上げる
そんな死してなお絶望のジンのもとに
ひとつの光が見えた
ジンは必死に走り光へ走った
光を手に取るとき声が聞こえた
「お前は俺のせいでつらく暗い
鬱な人生を歩ませてしまった」
「これはせめての償いだ…」
ジン「う…く……俺は…グッ!」
………
「ジィーーン!!」
……
ジン「ああそうだ 俺は命と引き換えに
生き返らせたんだったな」
「どうして…俺は生きているんだ」
???「お目覚めですか」
ジン「…あんたは」
???「ただの伝言役です」
ジン「俺に何があったか 知ってるか」
伝言「はい ヴァルアノ様の焔を使い
消えたあなたの焔を灯したのです」
ジン「焔?灯した?なんだと?」
伝言「そうですか まだ知りませんか」
「ヴァルアノという名は知っておりますよね」
ジン「あ、ああ 俺の苗字だよな?」
伝言「その苗字の先祖ヴァルアノ様です」
ジン「なに?」
伝言「その方が直々に灯したのですよ」
ジン「先祖がなぜ…」
伝言「力を借りたいそうです」
「さてジン様 まだあなたは半分
亡くなっています」
ジン「どいうことだ」
伝言「手を」
ジンは手を出す
伝言役はその手を掴もうとする
ジン「こ、これは!」
伝言「まだ死んでいます」
ジン「じゃなぜ いま生きているんだ!」
伝言「焔の魔力で 一時的に蘇っているのですよ
半分だけ」
ジン「半分だけ…」
伝言「まあわかったとは思います
長くは話せませんから ここまでに」
伝言「では本題にあまり寄り道せず
焔の騎士団 本部へ向かってください」
「ヴァルアノ様がお待ちになられています」
ジン「ま、待て 場所は!?」
………回想終了
ジン「見つけて絶対に完全体となる!」
「そして次に会うときにアーリャに
ただいまと言うんだ…今の体ではなく」
「完全体…生きた体になったときに」
どうして…あなたは目覚めてくれない
ーーーーー
騎士「目覚めた…と 報告が」
ヴァルアノ「わかった…破壊の限りを尽くした
我が血族ジンが目覚めたか」
ソテイラ「ジン…ヴァルアノよ
その元へ行ってもいいか」
ヴァルアノ「ああ 構わない」
そしてソテイラと騎手達は外へ出る
ヴァルアノ「ジンお前の
その焔を試させてもらおう」
この焔の騎士達が直々にな
ーーーーー
ジン「どけぇ 魔物が!!」
ジンは魔物を蹴散らす
ジン「ハァ…ハァ…」
「こんな魔物相手で息が上がるなんて
こんなんじゃ俺は…俺はっ!」
ジン「誰も守れない!」
「…ッ! 俺は鬱を捨てたんだ
もう考えるなそんな事を!!」
ジン「また戻ってしまう…またあんな
めちゃくちゃな心に」
……
ジンはヴァルアノを探した
しかしジンのその前には
騎士団が待ち構えていた
ジン「なんだ…貴様ら!」
ソテイラ「名は友から聞いていた ジンだろう」
ジン「……」
ジン「ヴァルアノは?」
ソテイラ「場は知っている だがその前に
手合わせ願おう」
ソテイラ「構わん…行けお前たち」
ジン「うおおおー!!」
ジンは剣を振るおうとした途端
あの声が 記憶が邪魔をする
……
「もう殺したくない」
……
ジン「…ッ!」
ジンは騎士に振り下げられた剣を避けた
ジン「クッ…」
ソテイラ「どうした ジン遠慮はいらんぞ」
ジン「………」
騎士1「やっちまえー!!」
ジン「俺は…」
騎士2「うおおおー!!!」
ジン「こんな所で止まるわけには
いかないんだ!」
ジンは剣を避ける
敵の腕を斬っては足を斬ったが
スリ傷やらで倒れはしなかった
ジン「……そこで 幼虫のように悶えてろ!」
ソテイラ「なぜ殺さない」
ジン「もう戻るわけには行かないんだ…
あの時の俺のように!」
ジンは騎士の剣を投げ
隙を見て走り出した
ソテイラ「…ミラー変わったようだ ジンは
お前達 そろそろいいだろう」
手足を斬られた騎士達は
再生し再び手足は戻る
ソテイラ「だが まだだ次こそは…
見せてもらうぞお前の本性を」
………
「俺は守りたい」
………
ジン「………」
ジンは返り血を浴び 血を見る
ジン「…グッ!」
ジンは砂嵐の記憶と共に
記憶を思い出す
斬った首を掴み 笑っていた自分の姿を
ジン「…もうそうならない俺はただ
普通の人のように居ていたいだけなんだ」
「剣を持つようにはもうしたくない…
でも本当にお帰りと言えるように また」
ジン「時間を戻せるのならば
やり直せるのなければ俺は人とななければ!」
するとまた騎士がジンを囲む
ジン「……またか…」
ソテイラ「だいぶ出来てきたではないか
いつまで保ってられるかな」
ジン「………」
ソテイラ「過去のようにならず
普通の人のように 生きていられるか」
ジン「………」
ソテイラ「ジンの親友リアン、ミラーは
ついでに死んでなお生きていられるか!?」
ジン「……ッ!」
ジン「ああ…死んでるだったな
そんなの平気だよ…あ、ああ…平気だ」
ジンは声を震わせて話す
ソテイラ「ああ見えてきたやはり
少しばかり危険だな…ジン…」
「ひとりひとり 病などで死んだとき
お前は耐えられない お前は戻る確実に」
ソテイラ「お前が生き返らした時のように
お前はまた全ての友にやるだろう!」
ジン「…フッ…まるでウィータみたいだ」
ジン「なあ試したいのか…俺を?」
ソテイラ「お前は何度もこの界に
危機を起こした 正直に言おう」
「お前をこのまま好きにはさせたくない
お前が何を言おう …信用できない!」
ソテイラは指を鳴らす
再び騎士はジンを囲む
ジン「信用できない…か…」
過去の言葉に言われたことを 思い出す
……
「どうして…誰も信じてくれない…」
……
ジンは歯を食い縛り 拳を強く握った
ジン「どうして…どうして誰も…誰も!
信じてくれないんだぁー!!」
ジンは黒の焔がジンを囲んだ
ジン「グルルルル」
ジンはドラゴン化する
ソテイラ「やはり死から蘇ったとしても
身が不完全 半人半霊だ」
「腐ったドラゴンなのは当たり前か」
ドラゴンはソテイラ一直線に
飛び拳を振り上げた
ソテイラは受けたが 効いたようすはなかった
ソテイラ「…それだけか?」
ジン(ドラゴン)「ッ!」
ドラゴンは何度も何度も何度も何度も
殴って蹴ってを繰り返した
ソテイラ「もういい!」
ジン(ドラゴン)「ガァッ!」
ジンのドラゴン化はとけてしまう
………
ジン「貴様…人間じゃないな!」
ソテイラ「もちろん人間ではない 魔族だ」
ジン「ならば死ね! 魔族は全て滅ぼす!!」
ソテイラは素手でジンの拳を止めた
ソテイラ「ヴァルアノに会いたいのだろう」
ジン「…ッ!」
ソテイラ「どれだけジンが変わったのか
知りたかったんだ まだまだ だな」
ジン「……俺だってバカじゃないさ……」
その後ソテイラはジンを連れ
焔の騎士団へと向かった
………
ヴァルアノ「来たか我が血族よ」
ジン「お前がヴァルアノ」
???「ジン なのか!?」
声のする方へ視界を向けるとそこには
ジン「タナトスそれにウィータ!?」
ウィータ「生き返らす変わりに死んだと聞いた」
ジン「実際そうだ 死んだでも生き返った」
ウィータ「どうやって!?」
ジン「そこのヴァルアノが
生き返らせたと聞くが」
ウィータ「なに!?」
ヴァルアノ「だがそろそろ
こっちの言葉も聞いてほしいが 良いな?」
ジン「…ああ聞いてやる」
ヴァルアノ「早速だが交渉をしよう
新たな魔力を与える討伐をしてほしい奴がいる」
ジン「魔力もそう無いというのに…
何処へいけというんだ!」
ジンは焦りに狩られヴァルアノを
斬ろうとする衝動に襲われた
しかしヴァルアノには わかっていた
考えていることが
ヴァルアノ「フン、落ち着きのない奴め」
「周りを良く見ろ いま剣を抜き立ち向かえば
無傷とは行かないぞ」
ヴァルアノ「そんなお前にこの集団に
斬りかかりに来れば 一瞬にしてお前は…散る」
ジン「ちぃ!」
ヴァルアノ「話は戻す どうする聞くか?」
ジン「…言え…」
…………
ジンは馬に乗る
ジン「時間がない一瞬で コロス!!」
指示された場所に向かった
そこには黒の鎧を着た騎士と
腐った体のゾンビがいた
ジン「お前らは俺と同じか
生き返らせたと願っているんだな」
「悪いが…容赦はしない 死ね!!」
………
ジンは全てを倒しきった
そのとき体に異常が起こる
ジン「体が…砂みたいになってきている
戻るにも間に合うのか!」
馬を置いた場所に戻るが馬は
喰らわれていた
ジン「…ッ! 貴様らぁ!!!」
ゾンビ「命をぉ!」
ジンはゾンビの首を跳ねた
ジン「まずい…!」
ジンは森の出口へと走った
ジン「まずい事になった もう戻るにも
俺が消滅してしまう!!」
急げ 急げ 急げ 急げ 急げ 急げ
間に合えぇえええー!!!
森に抜けるとジンは腕は
消滅して剣は落ちた
ジン「ヴァ…ヴァルアノオオォォォォー!!!」
…………
数時間後
ジン「…ここは…俺は消滅したはずじゃあ…」
ヴァルアノ「それが間に合った」
ジン「ヴァルアノ…!
俺はどうして消えたはずじゃあ!」
ヴァルアノ「名を呼んだろう」
ジン「確かに呼んだ それがどうした」
ヴァルアノ「これ以上言う必要はあるまい
気が楽になれば下へ来い いつでも構わん」
ヴァルアノは扉を開けて部屋を出た
ジン「魔力の補充させしてくれれば
大体は大丈夫なのか」
「…違う…俺はそんなのを求めているのではない
人間に戻り暮らすこと…アーリヤ待っててくれ」
………
1時間後
ジン「来たぞ ヴァルアノ」
ヴァルアノ「先程のは俺のミスだったな
魔力の補給もせずにな」
ジン「いや俺がさっさと行ったからだ
で、終えたが どうだまだあるのか?」
ヴァルアノ「まだある また死体処理だがな」
ジン「話せ」
ヴァルアノ「あのアンデットらには
親玉がいて そいつが湧かせてる」
「激戦とはなるだろうが討て焔で奴等を
燃やしてこいあの森の奥だ 」
俺は目的のためならば手段を選びはしない
ジンは魔力を補給し目的地へ向かった
森の入り口にはジンが落とした剣があった
ジン「やっぱりドラゴンソードなければ
ガンガン進めたい気分にはなれない」
「でもゆっくりは進んではいれない…難しいな」
…………
森へ入ると 乗っていた馬の死体は
骨となっていた 肉ひとつ欠片もなく
ジン「…こいつは俺が乗らなければ…
今頃まだ生きていたんだよな」
ジンは慎重に進む森の奥へと
愛用の剣でなければいつ折れても
おかしくはない 持つ剣はただの剣なのだから
ジン「………」
ジンは何かに気づく
ジン「1…2…3…4…5……増えた それも多く」
木の上からゾンビが落ちてくる
ジンは避ける
ジン「これはゆっくりどころではないな」
木の上から次から次へと落ちてくる
ジン「ちぃ 進むしかないな」
ジンは奥へと走った
ジン「さっさと親玉を斬れば済む話だ!
下っぱに構う時間はない!」
空から走るジンへ向けて黒い槍が降り落ちる
ジンはギリギリにして避けた
ジン「ちぃ…危なかった」
その黒い槍は空間を造り出した
その空間から黒い馬に乗った騎士が現れた
ドクロの騎士「お前があの焔の打ち手とな?」
ジン「今はな」
ドクロの騎士「奴のまた憎いことを…
死んだものを生き返らすとはなぁ」
ジン「分かるのか」
ドクロの騎士「もちろん分かる お前も我も
その周りの皆も屍 死んでいる」
ドクロの騎士「そなたの活躍も名もな」
ジン「何が言いたい…言え」
ドクロの騎士「我等の元へ来い ジン」
ジン「断る」
ドクロの騎士「奴は…ヴァルアノは約束は守らん
何を言ったかまでは知らんが 守らん奴だ」
ジン「………」
ドクロの騎士「よいのだな?」
ジン「なぜわかる」
ドクロの騎士「かつてそうだったからだ」
「ジンよお前は何も知らない…墓場から
生き返らせ道具にされているお前には 何も」
ジン「………」
ドクロの騎士「何とも酷い先祖だな」
ジン「だとしてもな…俺は…」
「信じる!血族として
産まれたからには俺の先祖を!!」
ドクロの騎士「はぁ…愚かな…実に愚かな…
もう一度聞く …チャンスはない」
「分からんことはないが 良いのか答えはそれで」
ジン「良いさ それが答えで!」
ドクロの騎士「わかった…行くぞ…ジン!」
ドクロの騎士は槍を二本持ちにする
ジン「てあああぁぁぁ!!」
ドクロの騎士「フンッ!」
槍と剣が当たるとジンの持つ剣は砕けた
まるで枯れた花のように
ジン「なに!」
ドクロの騎士の乗る馬は声を鳴らす
ドクロの騎士「…来い まだやれるのだろう」
ジン「(殺れるか殺られるか…分からないが
もうドラゴンになるしかない!)」
「ああ…まだやれるさ」
ジン「(俺が生き返る為ならば
腕一本すらもくれてやる!)」
ジンはシャドウドラゴン化とした
ドクロの騎士「ほう…楽しみを
感じたのは久しぶりだ!」
………
ドラゴン(ジン)「フウッ!!」
ドクロの騎士「だが慣れていないようだ ジン!」
ドクロの騎士は槍を構えた
ドラゴン(ジン)「(殺される…!)」
ドクロの騎士「うぐっ!」
構えた槍は焔のまとった剣により弾かれた
ドクロの騎士は下がる
ドクロの騎士「何者だ闘いを邪魔をする奴は!」
???「………」
ドクロの騎士「ふっ…ははははは!!
なるほど…増えたってわけだな!」
謎の者はドラゴン化としたジンに触れた
???「あんた トアの叔父だろ安心しな
何とかしてやる」
ドクロの騎士は刺さった剣を槍で弾いた
謎の者はそれを取る
ドクロの騎士「名を聞こう」
ティナ「ティナだ ティナ・アラスト」
ドクロの騎士「ティナ そうかお前か…」
「お前も奴に従えたのだろう 道具に過ぎん 来い」
ティナ「もうそれはかつてに過ぎない
ヴァルアノ様の命令はもう必要はない」
ドクロの騎士「わからず屋どもめ…!」
ティナ「ネジが外れたとき
お前の敗けは決まったのも当然だ!」
焔の剣はドクロの騎士を斬り
燃え尽きさせようと体は燃える
ドクロの騎士「うぐ…!」
「ははは…負けたか…」
ドクロの騎士の兜を外した
ドラゴン(ジン)「…ッ!」
正体は意外なものであった
グレン「ジン…奴に気を…付けろ…ッ!!」
ジンはドラゴン化を解き
ドクロの騎士ことグレンに掴む
ジン「親父!!」
グレン「奴は…ヴァル…アノは 使い捨てるだけだ
奴は何も果たそうとは しなっ…い!」
「たっ…ただ自分のッ! 思うがままの世界を
築こうとしている そしてぇ…」
グレン「それが魔物の時代を創った」
「ウグゥッ!」
傷口から血を吹き出る
ジン「俺のせいだ…俺が親父だと
見抜けなかったから!」
グレン「バカ野郎…そうやって暗くなるなよ なあ
ジン…ようやく会えたんだ良く顔を見せてくれ」
グレン「はは…育ったな立派に…」
「そうだ昔よくお前が小さい頃
良く言った言葉があったよな 覚えているか…?」
ジン「…………」
……
辛いことがあれば笑って吹き飛ばせ!
……
グレン「しょうがないな答えだ…辛いことが
あれば笑って吹き飛ばせ! だぞ…ジン…!」
青い炎となり 少しずつ灰と消えて行く
それと同時に老いて行く
ジン「待って! 待てよ親父 まだ話したいことが
あるんだ まだ耐えてくれ死なないでくれぇ!」
グレンはゆっくり横に顔を降る
グレン「いまお前に謝ろう…」
ジン「え…」
グレン「あの竜王が現れた時 村が俺の仲間が
殺られたときな…俺は実は生きていたんだ」
「会おうと思えば会えた…けどな…会うのが
怖かった…時が経つに連れて それが強まってな」
グレン「戸惑った結果 色んな思いを感情を
作ってしまった…この俺のせいだ」
「俺がお前に会って 慰めて支えていれば
こんな寂しさも この人生にはならなかった…!」
ジン「……」
ジンは涙を流す 過去がフラッシュバックして
放った言葉が聞こえてくる
グレン「ジン…このダメ親を許したくなければ
許さなくていい」
「ジンを狂わせてしまったのは俺のせいだ!
全部俺のせいだッ!!」
ジン「………」
………
「俺は置いてかれた…独りだ…離れて行く…」1
「俺は誰かの為に帰る場所を築く!」1サイド
「夢に繰り返される あの日をあの光景を」1
「守れる力を…!」2
「カナラズ ミツケテ ヤルカラナ…」2/サイド
「見つけてまた 昔のように!」2サイド
「逃げてくれぇ!このままじゃあお前達を
殺してしまう!逃げてくれぇー!」2
「俺は独りでいい…」2
「誰がこんな事をやったんだぁー!!!」3
「お前を娘だと認めない」3/サイド
「コイツを殺す!」3
「逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ
死にたくない!死にたくない!!!」3
「全て思い込みだったのか…」3
「俺は独りじゃなかった」3
「みんな ただいま」3
「また昔のようになれた…」4
「俺はもう…誰も失いたくない!」4
「もう現実か幻覚か分からない」4
「どこか憎んでいた お前の事をッ!!」4
「みんな…いま生き返らすよ…」4
「必ず帰ってくるよ 約束する」4
「???????」6
……………
ジン「許すよ…許す 親父」
グレン「なぜ!全部俺のせいだ 俺のせいで!
全部人生を狂わせたこの俺だぞ!?」
ジン「もういいさ…もう…良いんだ…
また会えたならそれで良い」
グレン「ジン…」
ジン「親父…辛いことがあれば
笑って吹き飛ばせ!」
グレン「…フッ…」
ジン「ハハハハ」
ジンとグレンは笑う
グレン「これは やられたな」
ジン「俺はもう大丈夫だ…安心してくれ」
グレン「じゃあ後悔は無くなったよ
これで母さんに会えるよ」
ジン「よろしく言ってくれな」
グレン「分かってるさ」
グレンは灰と化して消える
ジンの辺りには散った灰は輝く
ジン「じゃあな…親父… 会えて良かった」
ジンは死んだと思われていた
父に会えたことにより長年の狂いから覚ました
5つの感情に鎖に繋がれた感情に
狂、悲、苦、救、恐、
狂いを、悲しみを、
苦しみを、恐怖を、 救いを…
彼はいま…父と同じ道へ
正義になろうとしていた
ジンは手に乗る灰を握った
ジン「ティナだっけか」
ティナ「そうだ」
ジン「お前の目的を聞こう」
ティナ「イヴの元へ来てください
我々の元ならばあなたの復帰も約束できます」
ジンはグレンの言葉を思い返した
ジン「…行こう…娘の元へ」
………
お前は道具に過ぎない
………
しかしひとつ繋がれた鎖があった
怒りの感情
先祖であるヴァルアノによる怒りを
息子と父を戦わせ こんな面を作り上げた
ヴァルアノが許せなかった
………
焔の騎士団本部にて
ヴァルアノ「ジンは」
ソテイラ「別の手に行ったようだ」
ヴァルアノ「そうか…ジンはこの
先祖をヴァルアノを裏切るか」
「ならばこちらも手を打とう」
………
天空城アルカディアにて
ジン「城が浮かぶなんてな ここは何なんだ」
ティナ「地に隠された天城のひとつ
さあこの扉の先に」
大きな扉は開かれる
イヴ「お父さん!」
ジン「イヴか」
イヴ「ええ そうよ!」
ジン「だいぶ 大人になったな」
ガルシア「あなたがジンか」
ジン「ああ」
ガルシア「つい先ほど あなたの形見の剣
ドラゴンソードを持った少年少女らが 現れた 」
「ジンと何をするのもその剣が無くては始まらん
子らにはあの剣を使い方を知らない」
ジン「オルガの子供か…」
イヴ「どうやら天は私達の始末をするよう
命じたそうです どうしますお父さん」
ジン「………」
ジンは剣を見る
ジン「…………」
「いや…もういいんだ…強引に…
力で 奪う必要はないんだ」
ジン「オルガの元へ行こう」
ガルシア「だかその前にまずは
魔力の補給をしよう」
ジンは自分の手を見る
その手は少し欠けていた
ジン「ああそうだな…そうしよう」
…………
数時間後
イヴ「お久しぶりです 姉さん」
オルガ「イヴ どうしたの」
イヴ「あなたの息子の持つ剣を
渡してほしいのです」
オルガ「でも」
ジン「オルガ 頼む」
オルガ「お父さん!」
ジン「また会ったな」
オルガ「お父さん…どうして」
ジン「ドラゴンソードを探している」
オルガ「ドラゴンソードは
私の息子に渡して…いま何処かは」
ジン「そうか…なら見付けたときその場で
渡せるように着いてきてほしい」
オルガ「でも…私は」
ジンは庭に咲く花を見る
ジン「剣はもう持たなくて良いんだ
ただ来てくれればそれでいい」
イヴ「お願いします姉さん 必要なんです
きっと私達だけでは…争いに」
オルガ「分かった 行くよ」
ジン「ありがとう オルガ」
………
オルガ「イヴ 話は聞いた?」
イヴ「ええ 私達の命を狙ってるのですよね」
オルガ「そう どういう訳か 天から」
ジン「天…リュカさん どうしたというんだ…」
イヴ「………」
オルガ「今は息子の持つ剣を取ることだけを
考えよう 考えても分かりはしないわ」
数時間後
オルガ「ウィグ!」
ウィグ「母さん!」
オルガ「ウィグ聞いて 今はその剣が必要なの」
ウィグ「母さん 剣はもう使わないんじゃあ」
オルガ「ううん この人がいま必要としてるの」
ウィグ「血族なければ 使えないってのは」
オルガ「使えるの お父さんだから」
ウィグ「お父さん…死んだって聞いたけど」
オルガ「説明してる時間がない 早く」
ウィグ「……断る…」
オルガ「ウィグ!!」
ウィグ「そいつらは母さんを脅しているんだろ」
ジン「…ふっ…」
オルガ「ごめんなさいね いつも行き過ぎた
考えしてるの」
ジン「気にするな…俺もそうだったしな」
オルガ「ほらウィグ」
ウィグ「絶対に嘘だっ 母さんを救う!」
ウィグは剣を抜く
オルガ「こらウィグ!」
ジン「結局…こうなるのか」
ジンも剣を抜く
イヴ「お父さん!」
ジン「あいつも思い詰めるとこ詰めてる
まるで俺みたいだな…見てると」
オルガ「ちょっと!」
ジン「大丈夫だオルガ 手は出すな!」
ウィグ「はああああー!!!」
ジン「持ってかれすぎだ 剣に」
ジンは剣を弾き剣は放され 宙に舞う
ウィグ「剣が!」
ジンは舞った剣を取る
ジン「持てるだろ 分かったか?」
ウィグ「嘘じゃなかったと!」
ジン「嘘じゃないさ お前は考えすぎだ」
ウィグ「俺は…俺はまた失敗して!」
ジン「ウィグだっけか」
ウィグ「あ、ああ」
ジン「信じる心を持て周りはウィグ
ひとりだけじゃないんだ」
ウィグ「あ、ああ…」
ジンが振り向き立ち去ろうとすると
ウィグの泣き声が聞こえる
ジン「すまない 泣かせた」
オルガ「いや…むしろありがとう」
ジン「厳しくも良いが 時には聞いてやれ
心は弱い…いずれ狂う 昔の俺のようにな」
……
俺は置いてかれた…
……
オルガ「分かったよ」
ジン「それと…ウィグ! 剣はしばらく借りる」
ウィグ「…待って 名前はッ 名前だけでも!!」
ジン「ジンだ …ジンクリス ヴァルアノ」
ウィグ「ありがとう ジンさん!」
ジン「…悪くないものだ…感謝は」
イヴ「お父さん…」
ジン「さてオルガ ウィグを送ろう」
オルガ「うん そうだね」
ジン「ウィグ 家まで送るぞ」
ウィグ「あ…それが」
ジン「何だ」
ウィグ「他の仲間達…友達が見付からないんだ」
イヴ「…そっか…」
オルガ「最後に見たのは」
ウィグ「アルカディアってとこで戦って
床に落とされて 外に放り出されるまでは」
イヴ「お父さん 姉さん 行っててください
私達が探してきますから」
オルガ「でも 良いの?」
イヴ「はい」
ジン「いや、オルガも一緒に居てやれ
俺一人でも やれるさ」
オルガ「心配だなあ…」
ジン「大丈夫だ イヴ ウィグの友達を
見付けられたあと 家に送ってやれ」
イヴ「分かった 気をつけて」
ジン「ああ」
ドラゴンソードは手に再び戻った
本来ならそこでアルカディアに戻るはずだった
しかし脱線しジンはウィータに
情報を引き出すことを決めた
いま何が起ころうとしているのか
ジンの知る情報では足りなすぎた
ジン「ウィータは やはり本部だろうか」
……………
焔の騎士団 城下町にて
ジンは物陰に隠れ どうやって
ウィータに接触するかを考えていた
ジン「ウィータ 何処にいるんだ」
兵に見つからぬように
物陰に隠れつつ少しづつ進んだ
だがジンの後ろにて
ナイフを首に向けられる
兵士「出ろ」
ジン「………」
ジンは従う
建物の影から表に出る
この状況を見た他の兵士は
ジンの辺りを囲んだ
兵士「前に出ろ」
ジン「………」
首からナイフを離された瞬間
ジンは後ろにいた兵士を格闘して 盾にした
ジン「……行くぜ……」
盾にした兵士を前に突飛ばし
次にはさらには蹴りを使った
正面にいた兵士は勢いに負け倒れる
半分の兵士はそれに視界を取られる
次に槍を持った兵士の槍を引っ張り
前へと出る ジンはヒジで顔面を強打させた
槍は離され それを持つ
刃のない後ろを使い
脇腹 腹の真ん中を 叩く
食らった兵士体制は体制を崩す
ジンは槍を使い両腕を後ろへやり
そして再びジンは盾にする
斬りかかりに兵士は前に出た途端
突飛ばす 兵士らは正面衝突する
そして最初に勢いに倒れた兵士が立ち上がる
がしかし 背中を槍の刃のない所を勢いに押し
再び倒れた
これで全てを排除したが
ここは本拠 次には騎士団が現れる
その中にはウィータもいた
ウィータ「ジン!」
ジン「ウィータ…」
ウィータは騎士の武器を下ろすように
手を下げ 合図する
ウィータ「ジン なぜ戻った」
ジン「こんな騒ぎで 会う気はなかったんだがな」
ウィータ「ジン何しに来たんだ」
ジン「情報収集さ 答えてくれ
何が起ころうとしているのかを」
ウィータ「知ったところで 何ができる」
ジン「さあな 内容によるさ」
騎士「ウィータ殿」
ウィータ「ちぃ わかってる…ジンを捕らえろ!」
ジン「…わかってたさ逃げ回る事になるのは!」
ジンはとっさに逃げ出す
騎士「逃がすな 追え!!」
ウィータ「すまない ジン…」
ウィータは戻ろうと後ろへ戻ろうと
したときウィータの隣に光が横切る
ウィータ「まさか…ッ!」
その光はジンの行く先に落ちる
ジン「なんだ」
その光から確認できることは
白羽が4つあることだけ
???「お前か ジン」
ジン「リュカなのか!?」
リュカ「ああ そうだ…こんな再開を
したくなかったものだな」
ジン「なぜヴァルアノの元に」
リュカ「拾われたってだけのこと」
ジン「…教えてくれ 何が起ころうとしてる!?」
リュカ「崩壊が起こるかもしれんな」
ジン「崩壊だと?」
リュカ「やつを止めねばならん」
ジン「奴?‥‥だれのことだ」
リュカ「止めるには 奴に従い 得るものを得ねば」
ジン「得るものを 得る?」
……
奴は何にも果たそうとはしない!
……
ジン「騙されているぞ」
リュカ「…ほう」
ジン「俺の父グレンに会った」
リュカ「それで」
ジン「親父は教えてくれた騙されていると
リュカもそうだ 騙されている!」
リュカ「悪いが 信用できない」
ジン「本当だ信じてくれ!」
リュカ「………」
リュカ「今は外れの道を行くわけにはいかん
私は宣言する ヴァルアノに従うと!」
ジン「考え直せッ!」
リュカ「何を言おう無駄だ!」
ジン「ヴァルアノは俺と親父で争わせて俺の前で死んだんだぞ この手で殺させたと言える!」
リュカ「………」
ジン「本当だ 俺と一緒にアルカディアに行こう
そこなら体制は立て直せるはずだ!」
リュカ「アルカディアだと? 噂は聞いていたが…
ジンよそのアルカディアは誰が所持している」
ジン「俺の娘イヴ達が」
リュカ「ほう 分かった……何をしよう
まずはお前からだな!!」
リュカは襲い掛かる
ジンはためらい剣は鞘から抜けきれなかった
次に気付けば 目の前にウィータがいた
リュカの剣をウィータは刀で止める
ウィータ「話は聞いたぞジン 信じるぞ俺は!」
ジン「ウィータ!」
リュカ「………」
ウィータ「天使よ お前も考え直すことだ!
ジンが言っていることが本当ならば」
「お前は利用されていることとなる」
ウィータはジンを掴みドラゴン化として
飛び去ったリュカはただ立って
追うことはしなかった
リュカ「これも…奴の力なのか…」
少しながらリュカの知ることの過去で
疑心暗鬼と少しづつなっていた
これが自分の意思なのか
奴の操る力の影響なのかすら
わからないリュカにとっては
…………
ジンはかつて敵対していた者
ウィータのドラゴン化した背中に乗っていた
ジン「ウィータ答えてくれ
ヴァルアノは何を企んでいる」
ウィータ「奴は再び魔物を呼ぼうとしている」
ジン「魔物を? 元から魔物はいるだろう」
ウィータ「そうか…話はあとだ」
アルカディアにウィータとジンは向かった
…………
ガルシア「ジンよイヴはどうした」
ジン「イヴならオルガといる」
ガルシア「ほう そうか…それで剣は?」
ジン「ああ取ってきた」
ガルシア「ひとつ聞こう その男は」
ウィータ「ウィータだ」
ジン「ドラゴンソードはある
次は何をすればいい」
ガルシア「まずはその半体も嫌だろう」
ジン「つまり」
ガルシア「完全体にしよう ジンよ」
ーーーそして彼らはあの場で 会うーーー
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