日々の事柄（中学生の悩み編）

友だち同志ケンカしたまま、仲直り出来なくなりました

友だちがケンカしたまま、仲直り出来なくなりました。

よく聞く話です。「汝の敵を愛せよ」と言っている

キリスト教でさえ、ケンカしている宗教があります。

それは、イスラム教です。

そもそもイスラム教をひろめた開祖ムハンマドの

先祖は、ユダヤ人ときょうだいだったと

言われています。

ユダヤ教は、キリスト教の母体となった宗教で、

キリスト教徒もユダヤ人もムスリムも

同じ神を信じています。

なのに、ケンカしてる。

昔からそういう状態なので、

平山郁夫という日本画家の大家は

キリストとムハンマドのあいだに

お釈迦様の絵を描いて

仏教が仲裁しているというモチーフを描いたぐらいです。

いちばん最近でインパクトがあったのは

イスラム教徒の自爆テロで

ニューヨークのビルが吹っ飛んだ事件ですね。

まえから仲が悪かったのが、この事件で決定的になりました。

話を聞いてみると、テロリストにはかれらなりの意見があり、

キリスト教の闇の部分があきらかになってきました。

暴力はいけない、仲良くしようと

割って入る仏教徒ですが

文字通り「余計なお世話」だったみたい。

イスラム教もキリスト教も同じ神を信じているんだし

こまかいことは水に流そう、と

割っては入れるならこんなにいいことはありません。

あなたの場合も、おなじ友だちなんだから

こまかいことは水に、なんて仲裁できたらと

思うこともあるでしょう。

仲裁に入ったとしても

事情をよく知らないためもあって、

かえってこじれる場合もあります。

いちばんいいのは、

しばらくほうっておくことだと思います。

いいことをするつもりで

傷つけてしまった場合もあるでしょうし

うっかり、という場合もある。

軽いことなら、早めに謝れば

もともと友だちなんだから、

元どおり以上に仲良くなることもある。

事情を聞いてみて、

「くだらない理由でケンカするのはヤだな」

と言って見ることもアリ。

雨降って地固まるのたとえもあります。

わたしもキリスト教徒のひとりとして、

イスラム教徒に対して

偏見のない目で見ますから。