ほんとうに仲のいい友だちができません

仲良しはいっぱいいるけど、ホンネで話せる友だちがいないって

さびしいですね。

わたしは、中学生の頃はいじめられていたので、

ホンネで話せる友だちどころか

ふつーの友だちもいませんでしたが、

高校の時に、生涯の友だちを見つけました。


それは別に、イエス・キリストではありません。

イエスはわたしにとっては別格です。

友だちの中の友だちです。

悩みごとや苦しい時に、お祈りして、

慰められます。


そうではなく、現世での友だちとしては、

いっしょの合唱部に入っていたNちゃんがあげられます。

高校になったとき、

「わたしは、高校デビューするんだ!」

と胸弾ませて、部活を始めました。

しかし、長年いじめられていた経験から、

話しかけるのはためらわれました。


そんな折、Nちゃんが、

「あなたはどのパートになるの?」

と話しかけてくれたのです。

 わたしは天にも昇る気持ちになりました。

 嫌われていたわたしは、

 とうとう、部活でも欠かせない人間になったのです。


その後も、Nちゃんとの交流は続いています。

もう、40年以上になるでしょう。

わたしはこの件で、自信がつきました。

だから、コンピュータの専門学校で

遠足があったときも、

となりのクラスの男子に、

(男子なんて誰も信じられない)

と思いつつ、

話しかけたのです。


すると、その男の子が、

「おれのカノジョになれへんか?」

と誘ってくれたのでした。

わたしがアクションしなかったら、

その男の子はカレシにならなかったし、

その後、結婚もしなかったでしょう。


いまでは

夫との交流は深いものになっています。

仏教徒の彼とは、

ときに対立し、

ときに勉強し合い、

ともに成長していった実績があります。


だからひとついえるのは、

なにごとも、きっかけは自分が作るということ。

ホンネで話すには勇気が要りますが

心友を作りたいなら、

自分からアクションを起こさねばなりません。

話しあいは相互理解の基本なのです。

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