目が覚めたら学年一可愛い女の子になっていた件
はなびえ
6話完結の短編です
美少女になったら妹に見つかった件
深い深い微睡から意識が引き上げられていく。
きっと、もう朝なのだろう。
でも、もっと寝ていたい。
退屈な学校になんて行きたくない。
そんな思いに駆られながらも優等生な俺は学業の為、目を覚ました。
「ふぁ~」
何だか、欠伸する声がいつもと違って可愛い気がする。
「気のせいか」
時間もないので取り合えず、俺は着替えることにした。
パジャマも何だか違う気がするが気のせいだろう。
俺はそのまま服を脱ごうとしたが、中々脱げなかった。
「なんか、胸張ってね?」
いくら、脱ごうとしても脱げないので力任せに服を剥ぐと服と一緒に真っ赤なブラジャーが勢いよく宙を舞った。
そして、胸も派手に揺れた!?
「なんじゃこりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
えっ?なに?意味がわかんない。
これは多分夢だな。
そうだそうに違いない。
というか科学的に考えてありえねーし。
「お姉ちゃん朝っぱらからどうしたの?」
俺が意味が分からず、呆然としていると中学2,3年生くらいの少女が気だるげな表情を浮かべながら部屋に入ってきた。
「えっ?は?だ、誰ですか?」
「...大丈夫?まだ、寝ぼけてるの~?私は結城 れなの妹、みなだよー」
...全く状況が呑み込めない。
「あー、また、スポブラ付けて寝ちゃったんでしょ?そのうち、胸垂れ垂れおばばになっちゃうよ~」
俺は嫌な予感がし、スマホの内カメを起動した。
するとそこには何故か、冴えない寝起きの俺の顔ではなく学園の高嶺の花が映っていた。
「......ごめん、つかぬ事を聞くけど、俺って誰だっけ?」
「本当に大丈夫?結城 れなでしょ?」
かくして、俺の人生は幕を閉じ学園の高嶺の花、結城 れなとしての人生が始まった。
この時の俺はまだ波乱万丈な学園生活が始まるとは到底知る由がないのだった。
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