不思議な機械

「これは一体何ですか?」


「これはスマートフォンという機械だそうだ」


「今の生体埋め込みデバイスについてる機能の1%もない、ただのゴミだよ」


「へー」


「電源ケーブルに繋がないと充電できないなんて考えられません」

「それにいちいち手を使って操作するなんて考えられません」


「そうだよねー」

「今なら勝手に思考を読みっとてくれるし、血管から直接栄養を吸収してくれるからね」


「でも、今の方より昔の方がいいかもね」


「なぜ?」


「だって他人に自分の心理が読まれずに済むからね」


「それを言うと今の政府に消されるよ」


「なんで?」


「貴様らは死刑だ」

「お前ら、こいつらを連れていけ」


「ほらね」

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