解離性同一性障害

少し寝ていたみたいです。

多分、今はぼくなんだとおもいます。

少ししたら水月さんに交代すると思っていたけれどこんな時間になってました。

少しだけぼくのこと、話します。


ぼくはぼくです。

多分、名前はどこかにあると思います。

裏(内界とも呼ばれてるらしい)ではぼくのことを「はやくん」と呼ぶ人と「そう」と呼ぶ人がいます。

なのでぼくは自分の名前が本当は何なのかわからないです。

元々ぼくはぼくではなかったです。

剣成と相田、2人がいました。

おんなのことおとこのこです。

ひとりぼっちが苦手なのと、少し攻撃的なのと。

いつの間にか一緒になって、ぼくになってました。自然統合だとおもいます。

一緒になってからはぼくは苦しい気持ちしかないです。

孤独感が強くて、でも時々ぼくをビリビリと破るように相田が出てきそうになる。相田はこわい。

だから今のぼくもこわい。

本当はまだ別々がいいです。

ちゃんと、2人の辛いところを治療してから一緒になりたかった。


ぼくは裏ではぼんやり過ごしてました。

なもという子がいて、その子はお喋りが出来ないです。

なので、ぼくは頑張って手話を覚えてます。まだ下手。

その子にはやくんって呼ばれてます。

手話が難しい時は紙でお話します。


ぼんやり過ごすのが続くと思ってました。だけど最近、危ない人が水月さんを責めてるようでした。

その人が誰かわからないけど、何となく宛はあります。


裏には地下があります。ほかの人格さんはそこには行けない。知らないです。

ぼくは相田のとき元々地下にいた。だからぼくも地下のことを知ってます。

そこにはたくさんのモニターがあって、女の子がじっとモニターを見てます。

後ろにはたくさんの本棚が縦に並んでいて、その奥は行ってはいけないんです。

危ないから。それ以外の理由は忘れてしまいました。

ぼくは、水月さんを責める声は、そこにいるきがします。


昼間、ぼくは少しの不安事を考えてました。そしたら、声が聞こえました。

そんなに不安ならやめればいいじゃんと言われたので、誰なのかと問いました。

何か言っていたけれどぼくの呼吸がノイズみたいになってうまく聞き取れなかった。

聞き取れるようになるとそれはいっぱいぼくのことを責めてきました。

ぼくのことだけじゃなかったです。水月さんのことも責め始めたのでぼくは怒りました。

でもぼくはうーうーとしか言えなかった。

獣語はわからないと笑いながらバカにされました。くやしいです。


気がついたらこの時間でした。

絶対、その人はどこかにいる。ぼくは探すべきなのかよくわかりません。

探して、もしその人がもっと活動的になったら困ります。でも放っておくのも大丈夫なのかふあんです。



ぼくの不安な話、

人格さんのお話なので難しかったと思います。ごめんなさい。

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