第5話 孤独な部屋の中

仕事を辞めてから一か月間は仕事を探す元気があり、異常なほどにスマホで検索して自分にできる仕事、パソコンで文章を書くのが好きだったのでずっと毎日探していました。

しかしまた外に出るのが怖くなり、部屋にとじこもる状態が続きました。

何をしていいかわからず、それがストレスに感じ躁+鬱状態がまたやってきたら

周りに人や彼氏に当たり散らして喧嘩する日々が続きました。

朝が来るのがとても嫌でまた退屈な日々が続くのかと考えたら辛いものでした。

隣の子供の声にも敏感になり、ずっとうずくまってヘッドフォンをして過ごす日々が続きました。

一番辛かったのが仲の良かった家族にも疑いの目を向け、怒りをぶつけてしまったことです。わたしにとってそれはかなり危ない状態だと感じ、病院の先生にこと細かに助けてほしいと頼みました。

薬を変えるうちに良くなったり悪くなったりその繰り返しと同様にわたしの気分も上がったり下がったり、自分が自分じゃなくなる気がして怖くなりました。

あの夜のことはまだ思い出せます。

わたしだけで家族はいない一人の夜が一回あり、その夜で初めて一人が落ち着くと思うようになってしまいました。

そんなこと思ったことなどなかった。家族とずっと一緒に過ごしてきたから。

それでも家族は信じていたくてそこから少しづつわかってほしいとじっくり話し合って家族は信じてほしいという母の言葉に信じようと決意しました。


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