第3話 救いの恋
そのおばちゃんとはもうあいさつ程度しかしなくなったころ
新たな恋がやってきました。
一緒に働く一つ年下の男性から仕事中声を掛けられ、今度一緒にご飯を食べに行きませんかと言われました。
恋ではないけどおばちゃんのことを引きづっていた私は断ろうと思いましたがこういうチャンスも二度とないかもなと受け入れました。
最初のイメージは大人しそうなイケメンでモテそうだなと感じていました。
その前の年のクリスマスには職場でサンタ帽をかぶっていた私に可愛いですね。と
声をかけてくれていたので優しい子なんだなとは思いました。
イメージ通り優しい子でその時鬱状態がすさまじかったわたしに無理に会おうとせず
しんどかったら無理はしないでくださいと言える優しい子でした。
仲良くなろうと決め手になったのは、お互いお笑いが好きで昔見ていた番組も芸人も話がめちゃくちゃあっていたのと、その子が理由は書けませんがずっと引きこもりだったことがどこかでシンパシーを感じて一緒にいたいなと感じるようになりました。
友達期間は1年くらいあって、突然告白されました。
「鬱状態が続くのに私と一緒にいたらしんどいだけだよ」と言いましたが
彼はそれでもいいと言って付き合うことになりました。
それから半年、ライブに行ったことがないというので少し大人しめなアーティストのライブを一緒に行ったり、お笑いライブも一緒に行きました。
久しぶりに大阪にでたり、ショッピングモールやゲーセンで遊んだり、まるで学生に戻った気分でふたりはしゃいでました。
誕生日にはわたしが好きな唐揚げを揚げてくれて(料理下手なのに)部屋中に飾りなんて付けてくれて今まで生きてきた中で一番幸せな一日を過ごしていました。
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