恋のキューピッド

これは、大変な問題だ。

ええ、とても大変な問題です。

どうしますか。

そうだな。とりあえず、話しかけようか。

そんなことできません。

始めなければなにも始まらないだろ。

でも、無理です。

じゃあ、お前はこのまま、好きな人をここから見てるだけで終わるのか。

それはそうですけど。

よし、なら、決めたらすぐ動く。レッツゴー。

って、ちょ、先輩。おさな…あっ、すいません。

えっ、今なんていいましたか。

あっちのカフェで少し話しませんかって、僕なんかなんかでよければ…


じゃあ、俺は帰るか。

そういって俺はその場を離れた。


それがきっかけで僕らは付き合うことになったのは、このときの僕らは知らない。


そして、僕らを繋げた先輩がいろんな人の恋のキューピッドになったのも、もう少し先のお話。

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