第02話 変わる世界
「じゃあまずは私から、高等部3年で高等部生徒会長の
織ねぇが座ると続いて雪菜さんが立ち上がった。
「高等部生徒会の副会長の
丁寧に頭を下げる、それに合わせて揺れる胸がなんというか圧倒的で、なんとなく隣りに座っている織ねぇに視線を向けるとなぜか睨まれた、てっきり諦めの境地に至ってるのかと思ってたけど一応気にはしてたんだね。
「高等部2年の
「咲夜ちゃんは他にも言うことあるでしょ」
「あ、はい、こちらの
声をかけられたのでついでに立ち上がる。
「ご紹介に預かりました姫神怜です、咲夜様とは指輪の交換で姉妹の関係になりました。高等部1年で会計です。結界術に感してはかなり自信があります、よろしくお願いします」
人前なのでイチャイチャしないが仲がいいことをアピールしておく。俺と咲夜さんが座ると変わりに明海ちゃんが立ち上がる。
「
「よし、次は中等部だね」
「ではまず私から、中等部3年の
「副会長になりました中等部3年の
「ちょっと桜ちゃん暴走って何よ、そんなことしないよ」
「嘘おっしゃい、怜さんに散々絡んでいるじゃないの」
「えっと、それはちがうくて……」
「あはは、桜さんもそれくらいにしてあげて、まだ答えを出せない私にも問題があるからね」
「怜さんがそう言われるなら」
「怜様」
なぜかこっちを見て、目をうるませながら祈ってくる。
「でも少し人前では控えてほしいかな」
「はい怜様、気をつけます」
「とりあえずそっちは放っておいて次お願いね」
「はい、中等部2年東雲梓です、会計をしております。よろしくお願いいたします」
梓さんが綺麗なお辞儀をしている。
「次は私ですね、雷門桐華中等部2年、ミカヅチ流刀剣術の門下生です。皆々様よろしくお願いします」
パリッっとした気持ちのいいお辞儀をして座りなおす。
「じゃあ次はボクだね、中等部1年姫神椿。えっと知っているとは思うけど半妖です、実際の年齢は秘密という事で。そこにいる怜や詩織に明海とも遠縁にあたります、よろしくね」
椿姫はこの中で年齢という意味じゃ一番高んだよね、性格的なものはまだまだ子供っぽいところはあるけど。
「最後は私ですね、私も椿姫さんと同じで半妖になります。種族としては雪女と人間の半妖ですね。皆様が御存知の通り今年の冬にあった事件に関連してこの度この学院に入学する流れとなりました。ちなみに年齢は13歳となります」
「よし、これで全員自己紹介は終わったね、それじゃあ後は飲んで食べて親睦を深めましょうか」
こんな感じで自己紹介が終わり、お菓子とジュースを食べながら親睦を深めた。
◆
春が過ぎ、夏を迎える。
それに伴い俺たちの穏やかで平和な日々が終わりを迎えた。今まで表に出ていなかったモノたちが日常に現れ始めた。数百年ぶりの厄災、その中でも今まで起きた規模のない大厄災、それが近づくに連れ世界は変わり始めた。
俺たちのように戦えるものは早々に学院から出てそれの対処に回されている。中等部は今のところ免除はされているけど、それに甘えることもなく戦いの場へと赴いている。
一般の人の生活も変わり、日常に順応しながらなんとか生活を続けている。その一般の人達の中にも世界が変わる事により力を手に入れる人もいたりと、かなり混沌としている。力を手に入れてもうまく使えずに暴走したりアヤカシに狙われたりなんて事も発生しているようだ。
国がなんとか事態を収めようと奔走しているみたいだけど、余り効果はないようだ。それでもそれぞれが出来ることを最大限やろうとはしている。
そんななか俺たちはどうしているかと言うと、学院を拠点として戦える学生を生徒会を中心とする形で動いている。本当はそれぞれの家や組織でまとまったほうが良いのかも知れないけど、戦う力はあれども俺たちはまだ未成年なので、ギリギリまでは学生と過ごさせたいという思いもあるみたいだ。
言いたいことはわかるのだけど、こういう事態になってしまってはそれで良いものなのかと考えてしまう。といっても結局未成年で学生なので従うしかないわけなんだけどね。
届く依頼は週末に合わせて出向いて対処する。そういう事が日常となり今日も俺たちは新たな戦いの場へ出向いていく。
「それじゃあ怜ちゃんよろしくね」
「織ねぇも気をつけてね」
今回は生徒会を2チームに分けて依頼をこのす、今回の依頼は外部の補助となっているので、俺たちがメインで戦うことは無いと思う。織ねぇチームと分かれて迎えの車に乗り込んで現場へと向かう。
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