死にゲーのお助けキャラに転生したので主人公ちゃんを救いたい!!
猫鍋まるい
第1話 目覚めたら死にゲー
今となってはかつての自分がどんな顔をしていたのかも思い出せないが、一つ確かなことは俺が人として一度生涯の終わりを迎えたということだ。
マジのゲームオーバー、薄れゆく意識の中もう二度と目覚めることはないのだろうと何となく理解出来てしまった。
どうして死んじまったのか全く思い出すことは出来ないが、記憶に残っていないということはそれ程悪い最期じゃなかったのだろう。
まあこの際、自分の死因などはどうでもいい。
重要なのは、一度終わりを迎えた俺の物語に続きがあったということだ。
続きといってもそれはコンティニューではない、言うなればそう…ニューゲーム。
「全く―」
(一度惚れ込んだ世界ではあるが…。 自分がそこで目覚めるとなると、最悪な気分だな)
ただのゲーム好きだった男の命は潰えたが、その魂はなんの因果かこの美しくも残酷な世界に流れ着いた。
この世界に付けられた
死んで覚える。
ゲームオーバーを幾度も重ねることを前提とした難易度の高さでありながら、多くのゲーマーたちを虜にしたアクションゲームの金字塔。
俺自身も一プレイヤーとして寝る間も惜しんで遊んでいた所謂死にゲーの世界に、どうやら俺はプレイヤーを戦闘面でサポートするお助けキャラの一人。
岩竜の騎士”ソルドー”として転生してしまったようだ。
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