第4話 小説を読まれる恐怖
僕は真面目に書いた小説を見られることに恐怖しているのかも知れないと思った今日この頃。
どこぞの漫画家は『読んでもらうため』に漫画を書いていたけれど、『読んでもらうこと』を目的とするのなら『読んでもらえる』ラインに達しなければならないわけだけど、僕は『読んでもらう』ことを恐れているというか、僕の小説を好きになってもらうことが怖いのだろう。
(少なくとも今のメンタルだと)罵倒される分には別にいいのだけれど、期待されるのが怖いのだ。
自分の作品の出来に満足できず、いくつもの小説をエタらせてきた経験のせいだろうか。
しかし、ここで僕の中に存在する緊縛野外シチュが性癖の変態が囁いた。
「Web小説に限らずネット上に作品を公開することが『オナニー』って言われてるし『期待』という縄で縛られてる作品って実質緊縛野外シチュじゃね?」
誤解のないように言っておくと、普段からこういうことを考えているわけではない。
しかしまあコジツケールというひみつ道具を入手できれば最強になれると確信できる程度には無理のあるこじつけだな。
ただ、僕の中に存在する緊縛野外シチュが性癖の変態のおかげで「これ全部オナニーなわけだし駄作でも完結させられればいいか」の精神に目覚めることができた。
眠りにつかない保証はないが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます